語彙・イディオム / 会話表現
よくある間違い
間違い1: Would you mind ...? への返事の極性を逆にしてしまう
よくある誤答例
依頼を引き受けるつもりで、A: Would you mind waiting a few minutes? / B: Yes, of course. のように Yes で答えてしまう。
なぜ間違いなのか
Would you mind ...? は文字通りには「~することを嫌だと思いますか」と尋ねています。日本語の「もちろんです(=いいですよ)」という感覚のまま Yes と答えると、英語では「はい、嫌だと思います」という意味になり、依頼を断ったことになってしまいます。
正しい考え方
依頼を引き受けるときは No系(No, not at all. / No, of course not.)、断るときは Yes系(Yes, I'm afraid I would.)で答える、と決まった対応として覚えましょう。この対話は B: No, of course not.(いいえ、もちろん構いません。)が正しい応答です。
間違い2: May I ...? と Would you like to ...? を混同する
よくある誤答例
友人を映画に誘うつもりで、May I go to the movies with you? のように言ってしまう。
なぜ間違いなのか
May I ...? は「(自分が)してもよいですか」と、話し手自身の行動について相手に許可を求める表現です。一方、相手を誘う(自分たちで一緒にしませんか)ときは、Would you like to ...? や Shall we ...? を使います。この2つは「自分がする」のか「相手を誘う」のかという主体が異なります。
正しい考え方
「してもいいですか(許可)」なら May I ...?、「一緒にしませんか(勧誘)」なら Would you like to ...? と、場面ごとに使い分けましょう。友人を誘う場面では Would you like to go to the movies with me? が正しい表現です。
間違い3: 電話で自己紹介するときに I am ... と言ってしまう
よくある誤答例
電話で名乗るときに I am Tanaka. のように言ってしまう。
なぜ間違いなのか
英語の電話特有のマナーとして、自分が誰であるかを伝えるときは This is ... (speaking). という決まった言い方をします。I am ... は対面での自己紹介では自然ですが、電話ではあまり使われません。
正しい考え方
電話で名乗るときは This is ... と覚えましょう。This is Tanaka speaking.(田中です。)が電話における自然な自己紹介です。
間違い4: Can I try this on? の語順を間違える
よくある誤答例
「これを試着してもいいですか」を Can I try on this? のように、代名詞 this を on の後ろに置いてしまう。
なぜ間違いなのか
try on は「動詞+副詞」型の句動詞で、目的語が代名詞(this, it など)のときは、必ず動詞と副詞の間に置く、という句動詞のルールが適用されます。this は指示代名詞なので、このルールの対象になります。
正しい考え方
try on の目的語が this や it のような代名詞の場合は、必ず try と on の間に置きます。Can I try this on? が正しい語順です。
間違い5: Shall we ...? と Shall I ...? の主語を混同する
よくある誤答例
「私が荷物を運びましょうか」と申し出るつもりで、Shall we carry your bag? のように we を使ってしまう。
なぜ間違いなのか
Shall we ...? は「(私たちで一緒に)しましょうか」という提案の表現で、話し手と聞き手の両方が動作を行うことを前提としています。一方、「(私が1人で)しましょうか」という申し出には Shall I ...? を使います。荷物を運ぶのが話し手1人である場面では、we ではなく I が適切です。
正しい考え方
動作を行うのが自分たち全員なら Shall we ...?、自分1人だけの申し出なら Shall I ...? と、動作主で使い分けましょう。この場面では Shall I carry your bag?(私が荷物を運びましょうか。)が正しい表現です。
間違い6: How about ...? の後ろに動詞の原形を続けてしまう
よくある誤答例
「明日一緒に買い物に行くのはどうですか」を How about go shopping together tomorrow? のように、動詞の原形を続けてしまう。
なぜ間違いなのか
How about ...? の about は前置詞です。前置詞の後ろには名詞、または動名詞(-ing形)しか置くことができないため、動詞の原形をそのまま続けることはできません。
正しい考え方
How about の後ろに動詞を続けるときは、必ず動名詞にします。How about going shopping together tomorrow? が正しい表現です。