文法 / 動名詞
頻出解法パターン
パターン1: 動名詞だけ/不定詞だけをとる動詞は暗記リストと照合する
こんな問題で使う
動詞の後ろに続く目的語を、動名詞かto不定詞かで選ぶ問題。
解法の手順
- 空所の前にある動詞を確認する。
- その動詞が enjoy, finish, avoid, mind, give up, practice など、動名詞だけをとるグループに含まれるか確認する。含まれていれば動名詞にする。
- その動詞が want, hope, decide, promise, refuse など、to不定詞だけをとるグループに含まれるか確認する。含まれていれば to不定詞にする。
- どちらのグループにも入らない場合、remember/forget/try/stopのように意味が変わる動詞ではないか疑い、文脈から判断する。
具体例
He finished cleaning his room.(finishは動名詞のみ)、She decided to move to a new city.(decideはto不定詞のみ)というように、動詞ごとに対応するグループを思い出して当てはめる。
パターン2: remember/forget/try/stopは「時間の向き」で意味を判断する
こんな問題で使う
remember, forget, try, stop のあとに、動名詞とto不定詞のどちらを置くべきか、また意味の違いを問う問題。
解法の手順
- 文の内容が「これから行うこと・まだしていないこと」なのか、「すでに起きたこと・過去の経験」なのかを確認する。
- remember/forgetの場合、これから行うことならto do、過去の経験ならdoingを選ぶ。
- tryの場合、努力・挑戦のニュアンスならto do、試しにやってみるニュアンスならdoingを選ぶ。
- stopの場合、「その行為をやめる」という意味ならdoing(stopの目的語)、「別の行為のために立ち止まる」という意味ならto do(副詞的用法)を選ぶ。
具体例
Don't forget to buy some milk on your way home.(これからすべきこと、to do)、I'll never forget seeing the fireworks that night.(過去の経験、doing)というように、時間の向きを基準に判断する。
パターン3: 「動詞+to」の構文はtoが前置詞かどうかをまず確認する
こんな問題で使う
look forward to, be used to のように、「動詞[be動詞]+to」の形をした構文のあとの動詞の形を選ぶ問題。
解法の手順
- 「動詞+to」の形を見つけたら、それが慣用的にtoを前置詞として使う構文のリスト(look forward to, be used to, be accustomed to, object to, be opposed toなど)に含まれるか確認する。
- 含まれていれば、toのあとは動名詞にする。
- 含まれていない、ふつうのto不定詞であれば、あとは動詞の原形にする。
- 特にused toは、be used to(慣れている、動名詞)とused to do(以前は~した、原形)の2つの形があるので、beの有無を必ず確認する。
具体例
I'm not used to speaking in public.(used toの前にbe動詞があるので「慣れている」、動名詞)、I used to speak in public every week when I was a teacher.(be動詞がなく助動詞的なused to、原形)というように区別する。
パターン4: 前置詞の直後は動名詞、という判定フローを使う
こんな問題で使う
前置詞の後ろに続く動詞の形を、動名詞かto不定詞かで選ぶ問題。
解法の手順
- 空所の直前にある語が前置詞(in, on, at, for, of, aboutなど)かどうかを確認する。
- 前置詞であれば、後ろに続く動詞は必ず動名詞にする(to不定詞は前置詞の目的語にはなれない)。
- ただし「to」が前置詞なのか、to不定詞のtoなのかを見分ける必要がある場合は、パターン3の慣用構文リストと照合する。
- 動名詞にしたあとの意味上の主語が必要であれば、直前に所有格を補う。
具体例
She is interested in learning French.(前置詞inの後ろなので動名詞)、Thank you for coming to my party.(前置詞forの後ろなので動名詞)というように、前置詞の直後という条件だけで動名詞と判断できる。
パターン5: 動名詞の意味上の主語は所有格を補う
こんな問題で使う
動名詞が表す動作をする人が、文全体の主語と異なる場合の書き方を問う問題。
解法の手順
- 動名詞が表す動作をする人(意味上の主語)が誰かを確認する。
- その人が、文全体の主語と同じであれば、何もつけ加える必要はない。
- 異なる場合は、動名詞の直前にその人の所有格(会話ではくだけて目的格でも可)を置く。
- 文全体を読んで、「誰が」その動作をするのかが正しく伝わっているか確認する。
具体例
I don't mind your using my computer while I'm away.(使うのは「あなた」であり、文の主語Iとは異なるので、所有格yourを動名詞の前に置く)というように、動作主を明確にする。