文法 / 受動態

頻出解法パターン

パターン1: 能動態→受動態の3ステップ書きかえ

こんな問題で使う

能動態の英文を、指示された通りに受動態の文に書きかえる問題。

解法の手順

  1. 能動態の目的語(O)を見つけ、それを新しい主語にする。
  2. 動詞を「be動詞+過去分詞」にする。be動詞は、新しい主語の人称・数と、もとの文の時制に合わせる。
  3. もとの主語を「by ~」にして文末に置く(不明・不要・自明なら省略する)。

具体例

"The committee announced the results." を書きかえるとき、目的語 the results を主語にし、動詞を過去時制に合わせて were announced にし、"The results were announced by the committee." とする。

パターン2: 時制ごとのbe動詞の形を判定する

こんな問題で使う

進行形・完了形・助動詞を含む文など、さまざまな時制の受動態を正しい形で作る問題。

解法の手順

  1. もとの能動態の文にある be動詞・助動詞・have(has/had)の部分をそのまま残す、と考える。
  2. 進行形(be + -ing)なら、そのbeのあとに being を挟んで過去分詞を続ける(be being p.p.)。
  3. 完了形(have + p.p.)なら、そのhaveのあとに been を挟んで過去分詞を続ける(have been p.p.)。
  4. 助動詞(can, must, willなど)を含む文なら、助動詞のあとは常に原形のbeを使う(助動詞 be p.p.)。

具体例

"They have finished the construction." を受動態にするとき、haveのあとにbeenを挟み、"The construction has been finished." とする(主語がconstructionで3人称単数なのでhasにする点も確認する)。

パターン3: 群動詞・SVOOの受動態チェックリスト

こんな問題で使う

look after, take care of のような群動詞や、give, buyのようなSVOO(二重目的語)の動詞を含む文を受動態にする問題。

解法の手順

  1. 動詞が群動詞(動詞+前置詞・副詞のセット)かどうかを確認し、群動詞なら前置詞・副詞を絶対に落とさない。
  2. 動詞がSVOO(目的語を2つ取る)かどうかを確認する。
  3. SVOOなら、間接目的語を主語にする受動態(通常こちらがより自然)と、直接目的語を主語にする受動態(間接目的語の前にto/forを補う)の2通りを考える。
  4. buy, make, cookのようなforタイプの動詞は、間接目的語を主語にする受動態が不自然になりやすいことに注意する。

具体例

"Everyone laughed at his joke." を受動態にするとき、laugh atをひとかたまりとして扱い、"His joke was laughed at by everyone." とする(atを落とさない)。

パターン4: byを使うか、他の前置詞か、省略するかの判定

こんな問題で使う

受動態の文の空所に、by・他の前置詞・省略のどれが適切かを判断させる問題。

解法の手順

  1. まず、その受動態が「be+interested/surprised/known/madeなど、感情や状態を表す決まった熟語」かどうかを確認する。
  2. 熟語であれば、byではなく、その熟語専用の前置詞(in, at, with, for, of, fromなど)を使う。
  3. 熟語でなく、単純に「誰が(何が)その動作をしたか」を示す場合は by を使う。
  4. 動作をした人・ものが不明・不要・自明であれば、by ~ 自体を省略する。

具体例

"This town ( ) known for its hot springs." では、be known for という熟語の一部なので by ではなく for が入る。一方、"This bridge was built ( ) a famous engineer." では、動作主を示す普通の受動態なので by が入る。

パターン5: 受動態の文から能動態を逆算する

こんな問題で使う

受動態の文を読んで、もとの能動態の文(誰が何をしたか)を復元する問題や、和訳の際に自然な日本語に整える問題。

解法の手順

  1. 受動態の主語を、能動態の目的語として扱う。
  2. by ~ があれば、それを能動態の主語として文頭に戻す。by ~ がなければ、動作主が「誰か」「人々」など不特定であると判断する。
  3. be動詞+過去分詞を、もとの時制・助動詞に合わせて能動態の動詞の形に戻す。
  4. 群動詞やSVOOの受動態の場合は、前置詞や、もとの2つの目的語の位置関係も元に戻す。

具体例

"I was given this book by my teacher." を能動態に戻すとき、by my teacher を主語にし、I(間接目的語)とthis book(直接目的語)をもとの順番に戻して、"My teacher gave me this book." とする。