読解 / 設問対応

頻出解法パターン

パターン1: 内容一致問題で選択肢を本文と照合する手順

こんな問題で使う

「本文の内容と一致するものはどれか」を選ぶ、内容一致問題全般。

解法の手順

  1. 各選択肢の中から、言い換えられにくいキーワード(固有名詞・数字・専門用語)を確認する。
  2. そのキーワードを手がかりに、本文中の対応箇所をスキャニングで探す。
  3. 該当箇所を精読し、選択肢の内容が本文と意味として一致するかを、文全体(前半・後半とも)確認する。
  4. 「言い過ぎ」「逆の内容」「本文にない情報」「一部だけ正しい」という誤答パターンに当てはまらないかを確認する。

具体例

選択肢に "increased greatly" とあり、本文に "more than doubled" とあれば、これは同じ内容の言い換えだと判断して一致とみなす。一方、本文が "some companies" なのに選択肢が "all companies" となっていれば、言い過ぎのパターンとして除外する。

パターン2: 空所補充問題で前後の論理関係から選ぶ手順

こんな問題で使う

本文中の空所に、適切な語・句・文を補う空所補充問題。

解法の手順

  1. 空所の前後の内容を、それぞれ日本語で短く要約する。
  2. 前後の関係が「同じ方向(追加・例示)」「反対方向(対比)」「原因と結果」のどれに当たるかを判定する。
  3. 判定した関係に対応するディスコースマーカー、または内容の文を選択肢から選ぶ。
  4. 選んだ選択肢を実際に空所に入れ、段落全体を読み直して不自然でないか確認する。

具体例

前の文が「AIチャットボットの導入で対応が速くなった」(利点)、後の文が「複雑な問題では人間を好む顧客もいる」(限界)であれば、方向が反転しているため However を選ぶ。

パターン3: 語句整序問題で文型とチャンクから組み立てる手順

こんな問題で使う

バラバラの語句を並べ替えて正しい英文を作る、語句整序問題。

解法の手順

  1. 与えられた語句の中から動詞(be動詞を含む)を探し、文型の見当をつける。
  2. so ~ that …、not only ~ but also … のような、決まった形のチャンク(熟語・構文)がないか確認し、あれば先に組み立てる。
  3. 残りの語句を、前置詞は名詞の前、形容詞は名詞の前後、関係代名詞は先行詞の直後、というルールに従って配置する。
  4. 完成した文を通しで読み、日本語の意味・文法(時制・単数複数)と一致するか確認する。

具体例

「とても~なので…」という日本語があれば、so ~ that … というチャンクを最優先で組み立て、その後に残りの主語・動詞を当てはめていく。

パターン4: 要約問題で主張と根拠を抜き出す手順

こんな問題で使う

文章の内容を指定字数でまとめる、要約問題。

解法の手順

  1. 各段落のトピックセンテンスを日本語で書き出す。
  2. 書き出した要点から、文章全体を貫く主張を1つ特定する。
  3. 主張を支える根拠のうち、最も重要なものを1~2個選ぶ(具体例・数字は基本的に省く)。
  4. 主張と選んだ根拠を、指定字数に収まるように1つの文につなげる。

具体例

「ファストファッションは環境負荷が大きいため専門家は質の良い服を少なく買うことを勧めている」のように、背景説明や具体的な数字は削り、主張(懸念)と対策の提案だけを残す。

パターン5: 「言い過ぎ」「逆の内容」の誤答を見抜く手順

こんな問題で使う

内容一致問題、および要約問題の選択肢を絞り込む場面全般。

解法の手順

  1. 選択肢の中の程度を表す語(all, always, every など)に印をつける。
  2. 本文の対応箇所にある程度を表す語(some, often, many など)と比較し、強さが一致しているか確認する。
  3. 選択肢の因果関係・比較の方向(AがBより多い/少ない、AがBを引き起こす、など)を確認し、本文の方向と一致するか確認する。
  4. 一致しない場合は、「言い過ぎ」または「逆の内容」の誤答として除外する。

具体例

本文に "slightly less than expected"(予測よりやや少なかった)とあるのに、選択肢が「予測を上回った」となっていれば、方向が逆であるとして除外する。

パターン6: 設問の指示語・数字を先読みして根拠を絞り込む手順

こんな問題で使う

「下線部が指す内容」「本文中の数字が表すもの」を問う設問全般。

解法の手順

  1. 設問文の中の指示語・数字・固有名詞を確認し、本文中で対応する箇所をスキャニングで探す。
  2. 見つけた箇所の前後1~2文を精読し、指示語であれば代入して意味が通るか、数字であれば何を数えているかを確認する。
  3. 選択肢がある場合は、確認した内容と選択肢を照合する。

具体例

「本文中の it が指すものは何か」と問われたら、まず it の直前の名詞句を候補にし、代入して文意が通るかを確認してから解答する。