文法 / 時制
頻出解法パターン
パターン1: 現在完了形の4用法をキーワードで見分ける
こんな問題で使う
現在完了形の文が、継続・経験・完了・結果のどの用法かを判定する問題。
解法の手順
- 文中に for・since があれば、継続用法と判断する。
- 文中に ever・never・once・〜times があれば、経験用法と判断する。
- 文中に just・already・yet があれば、完了用法と判断する。
- 上のどれも見当たらない場合は、「過去の動作の影響が今も残っているか」を文脈から考え、結果用法かどうかを判断する。
具体例
I have lived here for ten years. は for があるので継続用法、Have you ever been to Okinawa? は ever があるので経験用法と、キーワードだけで素早く判定できる。
パターン2: 状態動詞かどうかを確認してから進行形を判断する
こんな問題で使う
動詞を進行形(現在進行形・過去進行形・現在完了進行形)にできるかどうかを判断する問題。
解法の手順
- その動詞が、動作(一時的な動き)を表すか、状態(感情・知覚・所有など)を表すかを考える。
- like、know、want、believe、belong、resemble のような状態動詞であれば、原則として進行形にしない。
- 同じ動詞でも意味によって扱いが変わる場合(have の「持っている」と「食べる」など)は、文中でどちらの意味かを確認する。
- 動作動詞であれば、進行形にして問題ないと判断する。
具体例
have は「持っている(所有)」の意味なら I have a car.(進行形にしない)、「食べる(動作)」の意味なら I am having lunch.(進行形にできる)というように、意味によって判断を変える。
パターン3: 2つの過去の出来事は「前後関係」で過去完了形の要不要を決める
こんな問題で使う
過去形と過去完了形のどちらを使うべきかを判断する問題。
解法の手順
- 文中に登場する2つの過去の出来事を書き出す。
- どちらが時間的に先に起こったかを確認する。
- 先に起こった方の出来事を過去完了形(had+過去分詞)にする。
- 後に起こった方(基準となる時点)は、通常の過去形のままにする。
具体例
「電車が出発した」→「私が到着した」の順で起こった場合、先に起こった「出発した」を had left にし、後に起こった「到着した」は arrived(過去形)のままにする。
パターン4: willとbe going toは「決定のタイミング」で選ぶ
こんな問題で使う
未来のことを表す文で、willとbe going toのどちらを使うべきかを判断する問題。
解法の手順
- その未来のことが、話す前から決まっていた予定かどうかを確認する。
- あらかじめ決まっていた予定であれば、be going toを使う。
- 話しているその場で決めたことや、単なる思いつきの予測であれば、willを使う。
- 目の前の証拠(黒い雲など)にもとづく予測であれば、be going toを使う。
具体例
「電話が鳴っているのを聞いて、その場で『出るよ』と決めた」→will。「すでに旅行の予定が決まっている」→be going to、というように、決定のタイミングに注目して選ぶ。
パターン5: 時制の一致は「主節の時制→従属節の時制」の順で確認する
こんな問題で使う
主節と従属節を含む文で、時制の一致が正しく適用されているかを確認・修正する問題。
解法の手順
- まず主節の動詞の時制(現在形か過去形か)を確認する。
- 主節が現在形であれば、従属節の時制は特に制限がない。
- 主節が過去形であれば、従属節の時制を1段階過去にずらす(is→was、will→wouldなど)。
- ただし、従属節の内容が普遍的な事実・真理、または特定の過去の一時点に固定された歴史的事実であれば、時制の一致の例外として、もとの時制(多くは現在形または過去形のまま)を保つ。
具体例
He said that he was tired.(一般的な時制の一致)に対して、He said that the sun rises in the east.(普遍的事実は例外的に現在形のまま)というように、内容の性質によって処理を分ける。
パターン6: sinceを含む文は「since+過去形、主節+現在完了形」の組み合わせを疑う
こんな問題で使う
sinceを使った文で、それぞれの節にどの時制を使うべきかを判断する問題。
解法の手順
- since の後ろの節が、過去の「起点となる1回きりの出来事」を表しているかを確認する。
- 起点を表す出来事であれば、since の後ろは過去形にする。
- 主節が「それ以来ずっと続いていること」を表していれば、主節は現在完了形(継続用法)または現在完了進行形にする。
- この「since+過去形、主節+現在完了系」という組み合わせを、まずは基本パターンとして疑ってみる。
具体例
I have played the piano since I was five years old. は、since の後ろ(I was five)が過去形、主節(I have played)が現在完了形という、典型的な組み合わせになっている。
パターン7: 未来完了形は「by+未来の時点」の語句をヒントに使う
こんな問題で使う
未来完了形を使うべき文脈かどうかを判断する問題。
解法の手順
- 文中に by tomorrow、by next week、by the time 〜 のような、「未来のある時点までに」を表す語句がないかを探す。
- そのような語句が見つかれば、「その時点までに動作が完了・継続・経験されている」ことを表す未来完了形(will have+過去分詞)を検討する。
- 完了・結果を表したいのか、継続を表したいのかによって、文全体の意味を確認する。
- 単に「これから起こること」を表したいだけであれば、未来完了形ではなく、単純な未来形(will+動詞の原形)で十分であることにも注意する。
具体例
By the time you arrive, I will have finished cooking dinner.(あなたが到着するころまでに、私は夕食を作り終えているだろう。)のように、by the time が未来完了形を使う強い手がかりになる。