語彙・イディオム / 会話表現

会話文の文脈把握問題

要点整理

会話文の空所補充問題では、空所そのものだけを見て解こうとすると失敗しやすくなります。会話は必ず前後のやり取りとつながっているので、次の3つの手順で文脈を確認する習慣をつけましょう。

会話文の空所を解く3つの手順

  1. 空所の直前の発言を確認する:相手が何を尋ねているのか、何を伝えているのかを正確に読み取る。
  2. 空所の直後の発言を確認する:空所の発言を受けて、相手がどう反応しているかを見る。特に、Yes/No の返事や、話題が変わっているかどうかは大きなヒントになる。
  3. 場面(電話・買い物・依頼など)を特定する:場面が特定できれば、これまで学んだ定型表現の中から候補を絞り込みやすくなる。

空所の前後どちらか一方だけでなく、両方を必ず確認することが、会話文問題を解く最大のコツです。

例題

例題1(基本)

問題

次の対話の空所に入る表現として最も適切なものを、後の①~④から選べ。

A: Excuse me, could you tell me the way to the station? B: ( ) Go straight and turn left at the second corner.

① I have no idea what you mean. ② Sure, no problem. ③ I'm afraid you have the wrong number. ④ I'll take this one.

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Aは駅までの道を尋ねています。Bはその後、Go straight and turn left at the second corner.(まっすぐ行って、2つ目の角を左に曲がってください)と、実際に道順を答えています。したがって、空所には依頼を快く引き受ける表現が入ると分かります。

②の Sure, no problem.(もちろん、いいですよ)は、依頼を快諾する表現として自然につながります。①は「意味が分からない」という応答で道案内にはつながらず、③は電話の場面、④は買い物の場面の表現なのでここでは不適切です。

答え:②

例題2(標準)

問題

次の対話の空所A・Bに入る表現の組み合わせとして最も適切なものを、後の①~④から選べ。

A: This shirt looks nice. ( A ) B: Sure. The fitting room is over there. A: Thanks. Actually, ( B ) B: No problem. I'll bring you a larger one.

① A: How much is this? / B: I'll take this one. ② A: Can I try this on? / B: could you get me a bigger size? ③ A: May I speak to the manager? / B: I have no idea. ④ A: Who's calling, please? / B: I'm just looking, thank you.

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Bの最初の発言 The fitting room is over there.(試着室はあちらです)から、Aは試着をしたいと申し出たことが分かります。したがって空所Aには Can I try this on?(試着してもいいですか)が入ります。

Bの最後の発言 I'll bring you a larger one.(もっと大きいサイズをお持ちします)から、Aはより大きいサイズを求めたことが分かります。したがって空所Bには could you get me a bigger size?(もっと大きいサイズをもらえますか)が入ります。

①は最初のBの発言(試着室の案内)とかみ合わず、③④は電話の場面の表現なので、この買い物の対話には合いません。

答え:②

例題3(応用)

問題

次の対話を読み、空所A~Cに入る最も適切な表現を、それぞれ後の語群から選べ。

A: Hello, this is Sato calling. ( A ) Ms. White, please? B: I'm sorry, she's not at her desk right now. ( B )? A: Yes, please. Could you tell her that the meeting has been moved to three o'clock? B: Of course, I'll let her know. ( C ), does she have your phone number? A: Yes, she does. Thank you very much.

語群:Can I take a message / May I speak to / By the way

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まずAが電話をかけている場面であることを、this is Sato calling という発言から確認します。空所Aの直後に Ms. White, please? と続いていることから、「~さんをお願いできますか」という定型表現 May I speak to が入ると分かります。

Bは「彼女は今席を外しております」と伝えたあと、空所Bで何かを尋ねています。続くAの発言が Yes, please. で始まり、そのあとに伝言の内容(会議の時間変更)が述べられていることから、空所Bには「ご伝言を承りましょうか」という Can I take a message が入ります。

最後に、Bは伝言を承ったあと、少し話題を変えて電話番号について尋ねています。話題を変えるときの定型表現は By the way(ところで)です。

答え:A = May I speak to、B = Can I take a message、C = By the way

確認問題

問題

次の対話の空所に入る表現として最も適切なものを、後の①~④から選べ。

A: That will be twenty dollars, please. B: I'm sorry, I don't have enough cash with me right now. ( ) A: Of course, we accept credit cards.

① Can I pay by credit card? ② Would you like to leave a message? ③ I'm just looking, thank you. ④ Who's calling, please?

答え

①(現金が足りないと言うBに対して、Aが「もちろん、クレジットカードもご利用いただけます」と答えていることから、Bが代わりの支払い方法を尋ねたと分かる。)