文法 / 動名詞

動名詞の基本用法

要点整理

動名詞は、動詞の原形に -ing をつけた形で、「~すること」という意味を持ち、名詞と同じようにはたらきます。形はto不定詞の名詞的用法と似ていますが、動名詞は前置詞の後ろに置ける、という大きな違いがあります。

主語になる動名詞

Swimming is good exercise for your whole body.(水泳は全身によい運動だ。)

swimming が文全体の主語になっています。動名詞が主語のとき、動詞は3人称単数として扱われる点にも注意しましょう。

補語になる動名詞

My hobby is collecting old coins.(私の趣味は古いコインを集めることだ。)

collecting old coins がbe動詞の補語になり、主語 my hobby の内容を説明しています。

動詞の目的語になる動名詞

I enjoy reading novels on weekends.(私は週末に小説を読むことを楽しんでいる。)

reading novels が動詞 enjoy の目的語になっています。ただし、動名詞と不定詞のどちらを目的語にとるかは動詞によって決まっており、この使い分けは次のトピックでくわしく学びます。

前置詞の目的語になる動名詞(不定詞との大きな違い)

**動名詞は前置詞の直後に置くことができますが、to不定詞は前置詞の直後には置けません。**これは動名詞と不定詞を区別するうえで、最も重要なポイントの1つです。

She is good at cooking Italian food.(彼女はイタリア料理を作るのが得意だ。)

前置詞 at の目的語として cooking が使われています。(×)good at to cook とは言えません。

Thank you for helping me with my project.(私のプロジェクトを手伝ってくれてありがとう。)

前置詞 for の目的語として helping が使われています。

I'm interested in learning about other cultures.(私は他の文化について学ぶことに興味がある。)

look forward to のように、前置詞 to の後ろに動名詞を置く重要構文もあります(この構文は動名詞の重要構文のトピックでくわしく学びます)。

動名詞の意味上の主語

動名詞にも、to不定詞と同じように意味上の主語があります。動名詞の意味上の主語が文全体の主語と異なる場合、動名詞の直前に所有格(会話ではくだけて目的格が使われることもある)を置いて示します。

I don't like his smoking in the room.(私は彼が部屋でタバコを吸うのが好きではない。)

his が、smoking という動作をする意味上の主語です。「私は彼のことが好きではない」のではなく、「彼が部屋でタバコを吸うという行為」が好きではない、という意味になります。

Would you mind my opening the window?(窓を開けてもよろしいですか。)

myopening の意味上の主語です。mind(気にする)のあとに動名詞の意味上の主語を置くこの構文は、丁寧に許可を求めるときによく使われます。

例題

例題1(基本)

問題

次の英文の下線部の動名詞が、文中でどのようなはたらき(主語・補語・目的語・前置詞の目的語)をしているか答えよ。

(1) Playing video games too much can be bad for your eyes.

(2) One of my favorite things is watching the sunset.

(3) I'm afraid of making mistakes in front of others.

解答・解説を見る

(1) Playing video games too much が文全体の主語になっています。→ 主語

(2) watching the sunset がbe動詞の補語になり、主語の内容を説明しています。→ 補語

(3) 前置詞 of の直後に置かれているので、前置詞の目的語です。→ 前置詞の目的語

答え:(1) 主語 (2) 補語 (3) 前置詞の目的語

例題2(標準)

問題

次の日本語に合うように、( )内の語を適切な形にして英文を完成させよ。

彼が試験に合格したという知らせを聞いて、私たちは驚いた。 We were surprised at (he / pass) the exam.

解答・解説を見る

前置詞 at の後ろには動名詞を置く必要があるので、pass は動名詞 passing にします。また、この動名詞の意味上の主語は文全体の主語 we とは異なる(合格したのはhe)ので、he を所有格の his に変えて動名詞の直前に置きます。

We were surprised at his passing the exam.

答え:We were surprised at his passing the exam.

例題3(応用)

問題

次の英文には誤りが1か所ある。誤りを指摘し、正しい文に直せ。

She is looking forward to see her old friends this weekend.

解答・解説を見る

look forward toto は、to不定詞の to ではなく前置詞to です。前置詞の後ろには動名詞を置く必要があるので、動詞の原形 see をそのまま続けることはできません。

誤り:see → 正しくは seeing

答え:She is looking forward to seeing her old friends this weekend.(彼女は今週末、古い友人たちに会うのを楽しみにしている。)

確認問題

問題

次の英文の空所に、( )内の動詞を適切な形にして入れよ。

(swim) in the sea is one of the most popular activities in summer.

答え

Swimming(文の主語になる動名詞)

Swimming in the sea is one of the most popular activities in summer.(海で泳ぐことは夏に最も人気のある活動の1つだ。)