英作文 / 英作文の基礎

よくある間違い

間違い1: 日本語の主語の省略をそのまま英語に持ち込んでしまう

よくある誤答例

「昨日、公園に行った。」を、そのまま "Went to the park yesterday." と訳してしまう。

なぜ間違いなのか

日本語では主語が省略されていても意味が通じますが、英語の文には必ず主語が必要です。主語を補わずに動詞から書き始めると、文法的に不完全な文になってしまいます。

正しい考え方

日本語で省略されている主語を、文脈から自分で補ってから英文を組み立てましょう。この例では「私」を補って I went to the park yesterday. とします。

間違い2: 「〜てしまう」を常に完了の意味だと思い込む

よくある誤答例

「太ってしまった。」を "I finished gaining weight." と訳してしまう。

なぜ間違いなのか

finish は「(していたことを)やめる・終える」という意味なので、"finished gaining weight" は「体重を増やすのをやめた」という、まったく逆の意味になってしまいます。この「〜てしまう」は「望ましくない結果になった」という気持ちを添えているだけで、動作の完了を強調しているわけではありません。

正しい考え方

gain(増える)という動詞自体に特別な意味を足す必要はなく、単に I gained weight. で「太ってしまった」というニュアンスは十分に伝わります。

間違い3: 「〜ため(理由)」を目的の表現で訳してしまう

よくある誤答例

「台風のため、試合は中止になった。」を "In order to the typhoon, the game was canceled." と訳してしまう。

なぜ間違いなのか

in order to の後には動詞の原形が続くのが決まりで、名詞である typhoon をそのまま続けることはできません。また、in order to は「目的」を表す表現なので、この文が伝えたい「原因・理由」の意味ともずれてしまいます。

正しい考え方

理由を表す場合は because of / due to を使います。The game was canceled because of the typhoon. のように直しましょう。

間違い4: 不可算名詞を可算名詞のように複数形にしてしまう

よくある誤答例

"I got a lot of advices from my teacher."

なぜ間違いなのか

advice(助言)は不可算名詞なので、複数形の -s を付けることはできません。日本語の「アドバイスをたくさんもらった」につられて、数えられる名詞のように扱ってしまう誤りです。

正しい考え方

不可算名詞のまま I got a lot of advice from my teacher. とします。同じように information、furniture、homework なども不可算名詞なので、複数形にしないよう注意しましょう。

間違い5: 前置詞を日本語の発想のまま選んでしまう

よくある誤答例

"We arrived to the station."

なぜ間違いなのか

arrive の後に続く前置詞は to ではなく、at または in です。「〜に着く」という日本語の「に」につられて to を選んでしまう誤りがよく見られます。

正しい考え方

駅のような比較的狭い場所には at を、国や都市のような広い場所には in を使います。We arrived at the station. と直しましょう。

間違い6: 比較級を作るときに more と -er を両方つけてしまう

よくある誤答例

"He is more taller than his brother."

なぜ間違いなのか

taller の -er は、すでに比較級を作る役目を果たしています。そこに more を重ねると、比較級の印を二重に付けることになり、誤りです。

正しい考え方

-er型の比較級とmoreは同時に使えません。He is taller than his brother. のように、どちらか一方だけを使います。

間違い7: 関係代名詞のwho/whichを先行詞に関係なく使ってしまう

よくある誤答例

"I have a friend which can speak three languages."

なぜ間違いなのか

which は物を先行詞にする関係代名詞です。この文の先行詞 a friend は人なので、which ではなく who を使う必要があります。

正しい考え方

先行詞が人なら who(またはthat)、物なら which(またはthat)を使います。I have a friend who can speak three languages. と直しましょう。

間違い8: veryの位置や使い方を直訳の語順で間違える

よくある誤答例

"I very like this song."

なぜ間違いなのか

very は形容詞や副詞を強めることはできますが、動詞を直接強めることはできません。日本語の「とても好き」を1語ずつ訳そうとすると、この誤りが起こりやすくなります。

正しい考え方

動詞を強めたいときは、very much を動詞の後に置くか、really を動詞の前に置きます。I like this song very much. または I really like this song. とします。

間違い9: 三人称単数現在の-sを付け忘れる

よくある誤答例

"My father work at a bank."

なぜ間違いなのか

主語 My father は三人称単数であり、現在の習慣的な事実を述べているので、動詞には -s を付ける必要があります。日本語の動詞には人称による変化がないため、この違いを見落としやすくなります。

正しい考え方

My father works at a bank. のように、三人称単数・現在の文では必ず動詞に -s を付けましょう。

間違い10: much と many を可算・不可算の区別なく使ってしまう

よくある誤答例

"I don't have much friends."

なぜ間違いなのか

friends(友達)は可算名詞です。much は不可算名詞に使う数量表現なので、可算名詞である friends には使えません。

正しい考え方

可算名詞の複数形には many を、不可算名詞には much を使います。I don't have many friends. と直しましょう。