文法 / 接続詞・前置詞
よくある間違い
間違い1: because と because of を混同する
よくある誤答例
「大雪のために学校が休みになった」を The school was closed because the heavy snow. としてしまう。
なぜ間違いなのか
because は従属接続詞なので、直後には「主語+動詞」を含む節が続かなければなりません。この文の the heavy snow は名詞句だけで、動詞がないため、because の直後には置けません。
正しい考え方
直後が名詞句だけなら because of(群前置詞)、直後が「主語+動詞」の節なら because(接続詞)と、後ろの形で判断します。この文では The school was closed because of the heavy snow. とするか、The school was closed because it snowed heavily. のように節の形にする必要があります。
間違い2: although と in spite of / despite を混同する
よくある誤答例
「渋滞にもかかわらず、彼は時間通りに着いた」を Although the traffic jam, he arrived on time. としてしまう。
なぜ間違いなのか
although は従属接続詞なので、直後には節(主語+動詞)が必要です。the traffic jam は名詞句だけなので、although の直後には置けません。
正しい考え方
直後が名詞なら in spite of / despite(群前置詞・前置詞)、直後が節なら although / though(接続詞)を使います。この文は In spite of the traffic jam, he arrived on time. または Although there was a traffic jam, he arrived on time. のように直します。
間違い3: despite の後に of を付けてしまう
よくある誤答例
Despite of the rain, the festival was held as planned. のように、despite の後に of を付けてしまう。
なぜ間違いなのか
despite はそれ自体で1語の前置詞として完結しており、of を付ける必要がありません。in spite of と混同して despite of としてしまうのは非常によくある誤りです。
正しい考え方
despite は of なしでそのまま名詞を続けます。Despite the rain, the festival was held as planned.(雨にもかかわらず、その祭りは予定通り開催された。)in spite of は3語で1つの前置詞、despite は1語で1つの前置詞、という違いを意識しましょう。
間違い4: 時・条件を表す副詞節の中で未来のことを will で表してしまう
よくある誤答例
「彼が到着したら、私たちは出発する」を When he will arrive, we will leave. としてしまう。
なぜ間違いなのか
when は時を表す副詞節を作る接続詞です。時や条件を表す副詞節の中では、未来のことであっても will を使わず、現在形で表すというルールがあります。when節は未来の内容を表していますが、副詞節なので will arrive ではなく arrives が正しい形です。
正しい考え方
「if / when / as soon as / before / after などが作る副詞節」の中身が未来のことでも、現在形を使うと覚えましょう。When he arrives, we will leave.(彼が到着したら、私たちは出発する。)主節(we will leave)には will を使ってよいことと対比して整理してください。
間違い5: 前置詞の後に動詞の原形やto不定詞を置いてしまう
よくある誤答例
「私は新しい趣味を始めることに興味がある」を I am interested in start a new hobby. や I am interested in to start a new hobby. としてしまう。
なぜ間違いなのか
前置詞の目的語になれるのは名詞相当語句だけです。動詞の原形や to不定詞は前置詞の直後に置くことができません。
正しい考え方
前置詞の直後に動詞を続けたいときは、必ず動名詞(-ing形)にします。I am interested in starting a new hobby. 「前置詞+動詞」は自動的に「前置詞+動名詞」になる、というルールを反射的に使えるようにしておきましょう。
間違い6: look forward to の後に動詞の原形を置いてしまう
よくある誤答例
I look forward to hear from you soon. のように、look forward to の後に動詞の原形を置いてしまう。
なぜ間違いなのか
look forward to の to は不定詞の to ではなく、前置詞の to です。形が似ているために、多くの学習者が不定詞と勘違いして原形を続けてしまいます。
正しい考え方
look forward to のような「前置詞のto」を含む表現(be used to, object to, when it comes to など)は、直後を必ず動名詞にします。I look forward to hearing from you soon.(近いうちにあなたからのお便りを楽しみにしています。)to の直後が名詞的な語句かどうかを常に確認する習慣をつけましょう。
間違い7: 時を表す at・on・in を取り違える
よくある誤答例
「私は夜によく星を見る」を I often look at the stars in night. としてしまう。
なぜ間違いなのか
morning・afternoon・evening のようなひとまとまりの時間帯には in を使いますが、night(夜)だけは例外的に at を使います。in the evening との類推で in night としてしまう誤りが非常に多く見られます。
正しい考え方
at night は例外として、そのままの形で覚えてしまいましょう。I often look at the stars at night.(私は夜によく星を見る。)なお「その夜に」と特定の1回の夜を指す場合は on the night of 〜 のように on を使うこともあり、状況によって前置詞が変わる点にも注意が必要です。
間違い8: 場所の at・on・in を取り違える
よくある誤答例
「壁に時計がかかっている」を There is a clock in the wall. としてしまう。
なぜ間違いなのか
in は「囲まれた空間の内部」を表す前置詞です。壁の中に時計が埋め込まれているわけではなく、壁の表面にかかっているので、面への接触を表す on を使う必要があります。
正しい考え方
「面に接触している」イメージなら on、「空間の内部にある」イメージなら in、と場所を頭の中でイメージしながら前置詞を選びましょう。There is a clock on the wall.(壁に時計がかかっている。)
間違い9: 命令文+andとorの意味を取り違える
よくある誤答例
「早く寝なさい、さもないと明日疲れてしまうだろう」を Go to bed early, and you will be tired tomorrow. としてしまう。
なぜ間違いなのか
「命令文, and 〜」は「〜しなさい、そうすれば(良い結果が)〜」という意味で使われます。「さもないと(悪い結果が)〜」という意味を表したい場合は and ではなく or を使わなければなりません。and を使うと「早く寝なさい、そうすればあなたは明日疲れているだろう」という不自然な意味になってしまいます。
正しい考え方
and は「そうすれば良いことが起こる」、or は「さもないと悪いことが起こる」という方向の違いを、必ずセットで覚えましょう。Go to bed early, or you will be tired tomorrow.(早く寝なさい、さもないと明日疲れてしまうだろう。)
間違い10: whether と if を同じように使ってしまう
よくある誤答例
主語の位置や前置詞の後で「〜かどうか」を表そうとして、If he comes or not is not important. や I'm not sure of if he will come. のように if を使ってしまう。
なぜ間違いなのか
if も whether も「〜かどうか」という意味の名詞節を作れますが、if には制限があります。if 節は文の主語になったり、前置詞の直後に置いたりすることができません。
正しい考え方
主語の位置や前置詞の直後で「〜かどうか」を表すときは、if ではなく whether を使います。Whether he comes or not is not important.(彼が来るかどうかは重要ではない。)I'm not sure of whether he will come.(私は彼が来るかどうか確信がない。)動詞の目的語になる普通の位置であれば、if と whether はほぼ同じように使えます。