文法 / 文型・品詞
頻出解法パターン
パターン1: 品詞を「位置」と「修飾対象」から判定する
こんな問題で使う
下線が引かれた単語の品詞を答える問題や、同じつづりの単語が複数の品詞として使われている問題。
解法の手順
- その単語が文の中でどの位置に置かれているかを確認する。
- 名詞の直前にあれば形容詞、動詞・形容詞・他の副詞を修飾していれば副詞、というように、周囲の単語との関係から品詞を判断する。
- be動詞などの後ろにあり、主語を説明していれば、名詞または形容詞(補語になれる品詞)である。
- 単語の意味だけで判断せず、必ず文の中での実際の働きを確認する。
具体例
fast という単語は、a fast car(名詞の直前 → 形容詞)と He runs fast.(動詞を修飾 → 副詞)のように、同じつづりでも位置によって品詞が変わる。
パターン2: 文の要素は「M(修飾語)を先に除く」手順で分解する
こんな問題で使う
文をS・V・O・C・Mに分解する問題や、文型を判定する問題。
解法の手順
- 前置詞句(前置詞+名詞)や、時・場所・様子を表す副詞を、文中から探す。
- それらをM(修飾語)として、カッコに入れていったん除外する。
- 残った部分だけを見て、動詞(V)を先に見つける。
- 動詞の前にある部分を主語(S)、動詞の後ろに残った部分をO・Cとして分析する。
具体例
I met her at the station yesterday. では、at the station と yesterday をまずMとして除くと、残りは I(S) met(V) her(O) だけになり、第3文型だとすぐにわかる。
パターン3: OとCは「イコールの関係」があるかどうかで見分ける
こんな問題で使う
動詞の後ろに続く語が、目的語(O)なのか補語(C)なのかを判定する問題。
解法の手順
- 動詞の直後にある語(または、動詞の後ろに2つ続く語のうち後ろの方)に注目する。
- その語と、直前の主語または目的語との間に「=(イコール)」の関係が成り立つかどうかを考える。
- イコールが成り立てば補語(C)、成り立たなければ目的語(O)と判断する。
- 判断した結果にもとづいて、SVC・SVO・SVOO・SVOCのどれかを決定する。
具体例
I found the movie interesting. では、the movie = interesting というイコールが成り立つので interesting はC、文型はSVOC(第5文型)である。一方 I found my key. では、I = my key は成り立たないので my key はO、文型はSVO(第3文型)である。
パターン4: 句か節かは「S+Vがあるかどうか」だけで判定する
こんな問題で使う
下線部が句か節か、あるいはその句・節が名詞・形容詞・副詞のどの働きをしているかを答える問題。
解法の手順
- 下線部の中に「主語にあたる語+動詞にあたる語」の組み合わせがあるかどうかを探す。
- 見つかれば節、見つからなければ句と判断する(単語の長さでは判断しない)。
- 次に、その句・節が文の中でどんな役割(主語・目的語・補語になっているか、名詞を修飾しているか、動詞や文全体を修飾しているか)を果たしているかを確認する。
- 主語・O・Cになっていれば名詞、名詞を修飾していれば形容詞、それ以外を修飾していれば副詞、と判定する。
具体例
the book which I bought yesterday の which I bought yesterday には I bought という主語・動詞の関係があるので節。直前の名詞 the book を修飾しているので、形容詞節と判定できる。
パターン5: 動詞の直後の形から文型を予測する
こんな問題で使う
動詞を見ただけで、その文がどの文型になりそうかをあらかじめ予測したい問題。
解法の手順
- 動詞の直後に何も続かなければ、SV(第1文型)の可能性が高い。
- 動詞の直後に形容詞・名詞が1つ続き、それが主語とイコールになれば、SVC(第2文型)。
- 動詞の直後に名詞が1つだけ続き、それが主語とイコールにならなければ、SVO(第3文型)。
- 動詞の直後に名詞が2つ続く場合は、その2つがイコールになるか(SVOC)、人と物の授与関係か(SVOO)を確認する。
具体例
become の後ろに形容詞・名詞が続いていたら、まずSVCを疑う。give の後ろに名詞が2つ続いていたら、まずSVOOを疑う、というように、動詞ごとの「よく使われる文型」をあらかじめ知っておくと、判定のスピードが上がる。
パターン6: 同じ動詞で複数の文型を作れる場合は、文脈で意味を確定させる
こんな問題で使う
find、make、look のように、複数の文型で使われる動詞の意味・文型を判定する問題。
解法の手順
- まず動詞の後ろに続く要素の数(0個・1個・2個)を確認する。
- 要素が2個ある場合は、パターン3の「イコールの関係」を使ってOとCを見分ける。
- 判定した文型にもとづいて、その動詞がどんな意味で使われているかを考える(たとえばfindがSVOなら「見つける」、SVOCなら「〜だとわかる」)。
- 日本語訳を先に考えるのではなく、必ず文型の判定を先に行ってから訳す順序を守る。
具体例
I found my key under the sofa.(SVO、「見つけた」)と I found the movie boring.(SVOC、「〜だと思った」)は同じ find だが、文型が異なるため意味も変わる。文型を先に判定してから訳すことで、誤訳を防げる。