文法 / 関係詞
頻出解法パターン
パターン1: 関係代名詞と関係副詞の見分け方:後ろが完全文か不完全文か
こんな問題で使う
空所に関係代名詞(who/which/that)を入れるべきか、関係副詞(where/when/why/how)を入れるべきかを判断する問題。
解法の手順
- 空所のあとに続く文を確認する。
- 主語・動詞・目的語(補語)がすべてそろった完全文なら、関係副詞を選ぶ。
- 主語や目的語のどれか1つが欠けた不完全文なら、関係代名詞を選ぶ。
- 先行詞の意味(場所・時・理由・方法)と合わせて、具体的にどの語を選ぶかを決める。
具体例
This is the park ( ) I often go jogging. では、空所のあとの I often go jogging は go(自動詞)の主語・動詞・修飾語がそろった完全文なので、関係副詞 where(= in which)を入れる。
パターン2: 先行詞の種類と格から適切な関係代名詞を選ぶ
こんな問題で使う
who・whom・which・that・whoseのうち、どれを空所に入れるべきかを判断する問題。
解法の手順
- 先行詞が人か、物・動物かを確認する。
- 関係詞のすぐあとを見て、動詞が続けば主格、「主語+動詞」が続けば目的格、名詞が直接続けば所有格と判断する。
- 先行詞の種類と格の組み合わせから、who/whom/which/whoseの中から選ぶ。
- that が使える条件(先行詞にall・the only・最上級などがつく、または人+物の両方が先行詞になっている)に当てはまれば、that も候補に加える。
具体例
先行詞が a book(物)で、空所のあとに名詞 cover が直接続く場合、「その本の表紙」という所有関係を表す whose を選ぶ。
パターン3: 前置詞+関係代名詞への書きかえ
こんな問題で使う
関係副詞を使った文を、前置詞+whichの形に書きかえる(またはその逆を行う)問題。
解法の手順
- 関係副詞のもとになっている前置詞句(in/at/on/for などthe+先行詞)を、もとの文から探す。
- その前置詞を、先行詞の直後ではなく、関係代名詞 which の直前に移動させる。
- 関係副詞を、前置詞+whichの形に置きかえる。
- 反対に書きかえる場合は、前置詞+whichの前置詞の意味に合わせて、where/when/whyのどれかを選ぶ。
具体例
This is the city where I was born. を書きかえるときは、was born in the city の in を取り出し、This is the city in which I was born. とする。
パターン4: 制限用法と非制限用法の判別と訳し分け
こんな問題で使う
コンマの有無によって意味がどう変わるかを説明させる問題、または適切な関係詞(who/that)を選ばせる問題。
解法の手順
- 関係詞の前にコンマがあるかどうかを確認する。
- コンマがなければ制限用法なので、「〜という…」と先行詞を限定するように訳す。
- コンマがあれば非制限用法なので、前から「そして」「しかし」などでつなぐように訳す。
- 非制限用法では that が使えないことも確認する。
具体例
I have a car, which I bought last year. は非制限用法なので、「私は車を持っているが、それは去年買ったものだ」のように前から訳す。
パターン5: whatを使った書きかえ
こんな問題で使う
the thing(s) which(that) を使った文を、関係代名詞whatを使って書きかえる問題。
解法の手順
- the thing(s) which(that) の部分をひとまとまりとして探す。
- その部分全体を what に置きかえる。
- what が作る節が、文の中で主語・目的語・補語のどの働きをしているかを確認し、書きかえ後も文の構造が変わっていないことをチェックする。
具体例
I can't believe the thing which he said. は、I can't believe what he said. に書きかえられる。
パターン6: 複合関係詞の意味(譲歩か名詞節か)の判定
こんな問題で使う
whoever/whatever/wheneverなどの複合関係詞が、名詞節(〜する…は誰でも)を作っているか、譲歩の副詞節(たとえ〜でも)を作っているかを判定する問題。
解法の手順
- 複合関係詞から始まるまとまりが、文の主語・目的語・補語になっているかを確認する。
- なっていれば名詞節、なっていなければ(コンマの前で完結する副詞的な情報であれば)譲歩の副詞節と判断する。
- 譲歩の場合は、no matter + wh語 に書きかえられることを確認する。
- however の場合は、直後に形容詞・副詞が続く語順になっているかも確認する。
具体例
Whatever you decide, I will support you. では、Whatever you decide がコンマの前で完結し、主節 I will support you だけで文が成立するので、これは譲歩の副詞節(= No matter what you decide)と判断できる。
パターン7: 2文を関係詞でつなぐ問題の解法手順
こんな問題で使う
2つの英文を、関係代名詞または関係副詞を使って1つの文にまとめる問題。
解法の手順
- 2つの文に共通して現れている名詞(または、それを指す代名詞)を探し、それを先行詞にする。
- 2文目の中で、その名詞(代名詞)がどんな働きをしているか(主語・目的語・所有格・副詞句)を確認する。
- 主語なら主格の関係代名詞、目的語なら目的格の関係代名詞、所有格ならwhose、副詞句(場所・時など)なら関係副詞に置きかえる。
- 置きかえた関係詞を、先行詞のすぐあとに移動させて、1つの文にまとめる。
具体例
I have a bag. + Its zipper is broken. を1文にする場合、2文目の Its(a bagの所有格)を whose に置きかえ、I have a bag whose zipper is broken. とする。