文法 / 不定詞
不定詞を使った重要構文(too...to, enough to等)
要点整理
to不定詞は、決まった形と結びついて特有の意味を表す構文を作ることがあります。ここでは高校英語で特に重要な4つの構文を学びます。
too ... to do「あまりに~なので…できない」
too + 形容詞[副詞] + to do の形で、「あまりに~なので…できない」という意味を表します。
This coffee is too hot to drink.(このコーヒーは熱すぎて飲めない。)
この文は、so ~ that S cannot do を使って書き換えることができます。
This coffee is so hot that I cannot drink it.
書き換えるときは、①too...to doの意味上の主語(ここではI)をthat節の主語にする、②to不定詞の目的語(ここではit=this coffee)を忘れずthat節の目的語として補う、という2点に注意しましょう。
不定詞の意味上の主語を示す場合は、for + 目的格 を to の前に置きます。
This book is too difficult for me to read.(この本は難しすぎて私には読めない。)
... enough to do「…するのに十分~だ」
形容詞[副詞] + enough + to do の形で、「…するのに十分~だ」という意味を表します。enoughは修飾する形容詞・副詞の後ろに置く点に注意しましょう(名詞を修飾するときは enough money のように前に置きます)。
She is old enough to drive a car.(彼女は車を運転できるほど十分な年齢だ。)
こちらも so ~ that S can do を使って書き換えられます。
She is so old that she can drive a car.
He didn't have enough money to buy the ticket.(彼はそのチケットを買うのに十分なお金を持っていなかった。)
この文のように、enoughが名詞 money を修飾するときは、enough を名詞の前に置きます。
in order to / so as to「~するために」(目的の明確化)
副詞的用法の目的を表すto不定詞は、単独の to do でも目的の意味を表せますが、in order to do や so as to do を使うと、目的の意味であることをより明確に示すことができます。
He got up early in order to catch the first train.(彼は始発電車に乗るために早起きした。)
She studied hard so as to pass the entrance exam.(彼女は入試に合格するために一生懸命勉強した。)
否定の目的(~しないために)を表すときは、not to do 単独では別の意味と紛らわしくなることがあるため、in order not to do や so as not to do を使うのが基本です。
I left home early in order not to be late for the meeting.(会議に遅れないように、私は早く家を出た。)
例題
例題1(基本)
問題
次の英文を、too ... to do を使った文に書き換えよ。
This question is so difficult that I cannot answer it.
解答・解説を見る
so ~ that S cannot do は too ~ to do に書き換えられます。that節の主語 I は不要になり(too...to doの意味上の主語は文の主語と同じ)、that節の目的語 it も、to不定詞の目的語としては表さない形にします。
This question is too difficult to answer.
答え:This question is too difficult to answer.(この問題は難しすぎて答えられない。)
例題2(標準)
問題
次の日本語に合うように、英語にせよ。
彼はその重い箱を一人で運べるほど十分に強かった。
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「…するのに十分~だ」は 形容詞+enough+to do の語順で表します。「強い」は strong、「運ぶ」は carry を使います。
He was strong enough to carry the heavy box by himself.
enoughは形容詞 strong の後ろに置くことを忘れないようにしましょう。
答え:He was strong enough to carry the heavy box by himself.
例題3(応用)
問題
次の2文の意味の違いを説明し、それぞれ日本語に訳せ。
(1) He worked hard in order to succeed in his business.
(2) He worked hard, and he succeeded in his business as a result.
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(1)の in order to succeed は副詞的用法(目的)のto不定詞で、「成功するために」というこれから達成したい目標を表しています。実際に成功したかどうかは、この文だけからは断定できません。
(2)は接続詞 and を使って2つの事実を時間順に並べた文で、「一生懸命働いた、そしてその結果として事業で成功した」という、実際に起きた結果を表しています。
目的用法のto不定詞は「これから実現したいこと」、結果を表す表現(and, so, grow up to doなど)は「実際に起きたこと」を表す、という時間的な違いを意識しましょう。
答え:(1) 彼は事業で成功するために一生懸命働いた。(目的:これから実現したいこと) (2) 彼は一生懸命働き、その結果事業で成功した。(結果:実際に起きたこと)
確認問題
問題
次の英文を、so ... that を使った文に書き換えよ。
I was too tired to walk any further.
答え
I was so tired that I could not walk any further.(私はあまりに疲れていたので、それ以上歩けなかった。)