文法 / 関係詞
複合関係詞(whoever/whatever/whenever等)
要点整理
複合関係詞とは
これまで学んだ関係代名詞・関係副詞に -ever がついた形を、複合関係詞と呼びます。複合関係詞は、先行詞を含んでいる(先行詞を必要としない)という点で、what と似た性質を持っています。複合関係詞には、大きく分けて2つの使い方があります。
- 名詞節を作る用法(「〜する人は誰でも」「〜するものは何でも」)
- 譲歩の副詞節を作る用法(「たとえ〜でも」)
複合関係代名詞:whoever・whatever・whichever
whoever(名詞節:〜する人は誰でも/譲歩:たとえ誰が〜でも)
Whoever comes first will get a free ticket.(誰でも最初に来た人が、無料チケットをもらえる。) = Anyone who comes first will get a free ticket.
Whoever calls, tell them I'm out.(誰が電話してきても、私は外出中だと伝えて。) = No matter who calls, tell them I'm out.
whatever(名詞節:〜するものは何でも/譲歩:たとえ何が〜でも)
You can choose whatever you like from this menu.(このメニューから、あなたが好きなものを何でも選んでいい。) = You can choose anything that you like from this menu.
Whatever happens, I will support you.(たとえ何が起ころうとも、私はあなたを支える。) = No matter what happens, I will support you.
whichever(名詞節・譲歩ともに「〜するどちらでも/たとえどちらが〜でも」、範囲が限定されている場合に使う)
Take whichever you like, the red one or the blue one.(赤いものと青いもの、どちらでも好きな方を取って。)
複合関係副詞:whenever・wherever・however
whenever(副詞節:〜するときはいつでも/譲歩:たとえいつ〜でも)
You can call me whenever you need help.(助けが必要なときはいつでも、私に電話していい。) = You can call me at any time when you need help.
wherever(副詞節:〜するところはどこでも/譲歩:たとえどこで〜でも)
Wherever you go, I will follow you.(あなたがどこへ行こうとも、私はついていく。) = No matter where you go, I will follow you.
however(譲歩:たとえどんなに〜でも)。howeverは通常、直後に形容詞または副詞を伴い、「however + 形容詞/副詞 + S + V」という語順になります。
However tired you are, you should finish your homework.(あなたがどんなに疲れていても、宿題を終わらせるべきだ。) = No matter how tired you are, you should finish your homework.
名詞節か譲歩の副詞節かの見分け方
複合関係詞が名詞節を作っているか、譲歩の副詞節を作っているかは、その節が文のどの位置に置かれ、どんな役割をしているかで判断します。
- 名詞節の場合、その節自体が文の主語・目的語・補語になっています。
- 譲歩の副詞節の場合、その節は文全体を修飾するオマケの情報で、なくても主節だけで文が成立します。多くは文頭にコンマとともに置かれ、no matter + wh語 に書きかえられます。
Whoever wins the game will receive a trophy.(名詞節、主語) Whoever wins the game, I will still be proud of you.(譲歩の副詞節、コンマの前で完結)
例題
例題1(基本)
問題
次の空所に、whoever・whatever・wheneverのうち最も適切なものを入れよ。
(1) ( ) you decide to do, I will respect your choice. (2) You may visit our office ( ) is convenient for you. (3) ( ) wins the race will be praised by everyone.
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(1) 「あなたが何をすることに決めても」という譲歩の意味で、decide to do の目的語が欠けているので、whatever(= no matter what)が入ります。
(2) 「あなたにとって都合の良いときはいつでも」という副詞節を作るので、wheneverが入ります。
(3) 「レースに勝つ人は誰でも」という名詞節を作り、文全体の主語になるので、whoeverが入ります。
答え:(1) Whatever (2) whenever (3) Whoever
例題2(標準)
問題
次の英文を、no matterを使ってほぼ同じ意味の文に書きかえよ。
However busy you are, you should get enough sleep.
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However + 形容詞(busy)+ S(you)+ V(are)という形は、no matter how + 形容詞 + S + V に書きかえることができます。
答え:No matter how busy you are, you should get enough sleep.(あなたがどんなに忙しくても、十分な睡眠をとるべきだ。)
例題3(応用)
問題
次の英文の( )内の複合関係詞のうち、文法的に正しいものを選び、その理由を説明せよ。
(Whoever / Whichever) team loses this match will be eliminated from the tournament.
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複合関係詞のあとに team という名詞が直接続いており、「複合関係詞+名詞」の形になっている点に注目します。whoever は人を指す代名詞そのものなので、あとに名詞を直接置くことはできません。一方 whichever は、which と同じように「whichever + 名詞」の形で「どちらの〜でも」という形容詞的な使い方ができます。
答え:Whichever(この試合に負けたチームがどちらであっても、トーナメントから除外される。)
確認問題
問題
次の日本語を、複合関係詞を使って英語に直せ。「あなたがどこに住んでいても、私たちは連絡を取り合うことができる。」
答え
Wherever you live, we can stay in touch.