語彙・イディオム / 熟語・イディオム

頻出解法パターン

パターン1: 句動詞の目的語の位置を判断する

こんな問題で使う

turn on, put on, take off のような「動詞+副詞」型の句動詞を使って、正しい語順の英文を作る問題。

解法の手順

  1. 目的語が代名詞(it, them など)か、それとも具体的な名詞かを確認する。
  2. 目的語が代名詞の場合は、必ず動詞と副詞の間に置く。
  3. 目的語が名詞の場合は、動詞のすぐ後ろに置いても、副詞の後ろに置いても、どちらでもよい。
  4. 迷ったときは、まず代名詞のルール(動詞と副詞の間)を基準にして考える。

具体例

「その明かりを消してください」を英訳するとき、the light(名詞)なら Turn off the light. でも Turn the light off. でもよいが、it(代名詞)に置き換えると Turn it off. としか言えない。

パターン2: 3語からなる句動詞をひとかたまりとして処理する

こんな問題で使う

put up with, come up with, look down on のように、動詞+副詞+前置詞の3語でできた句動詞が関わる問題。

解法の手順

  1. 3語がセットで1つの意味を作っていることを確認する。
  2. 目的語は、3語すべての後ろに置く(途中に挟まない)。
  3. 主語や時制に応じて、変化させるのは一番最初の動詞だけであることを確認する。

具体例

「彼女はその困難を乗り越えた」に近い意味で「そのやかましい隣人を我慢した」なら、目的語 the noisy neighbor は put up with の後ろにまとめて置き、She put up with the noisy neighbor. となる。

パターン3: 形容詞+前置詞の熟語を、後ろに続く動名詞とセットで覚える

こんな問題で使う

be interested in, be good at, look forward to のように、特定の前置詞と結びつく形容詞・表現を使って英文を作る問題。

解法の手順

  1. まず、形容詞ごとに決まっている前置詞を正しく選ぶ(be different from、be famous forなど)。
  2. その前置詞の後ろに動詞を続けたい場合は、to不定詞ではなく動名詞(-ing形)にする。
  3. look forward to のように、見た目が to不定詞と似ている表現は、その to が前置詞であることを毎回意識する。

具体例

「彼は新しい仕事を始めることに興奮している」を英訳するとき、be excited about という熟語を選んだら、about の後ろは to start ではなく starting にして、He is excited about starting his new job. とする。

パターン4: 空所補充で複数の熟語候補を意味のカテゴリーで絞り込む

こんな問題で使う

選択肢に複数の熟語が並び、文脈に最も合うものを選ぶ空所補充問題。

解法の手順

  1. 空所の前後の文から、必要な意味のカテゴリー(理由・目的・対比・追加など)を特定する。
  2. 選択肢をそのカテゴリーで絞り込み、明らかにカテゴリーが違うものを消去する。
  3. 残った候補について、後ろに続く形(名詞句か、文かなど)が空所の後ろの形と一致するかを確認する。
  4. 最終的に1つに絞れたら、文全体を読み直して意味が自然かどうか確認する。

具体例

空所の後ろに traffic jam(名詞句)が続き、文の後半に「それでも間に合った」という対比的な内容がある場合、「理由」を表す because of ではなく、「譲歩」を表す in spite of を選ぶ、というように意味のカテゴリーで絞り込む。

パターン5: Not only などが文頭に来たときの倒置を作る

こんな問題で使う

Not only, Never, Little のような否定的な意味を持つ語句が文頭に強調して置かれ、倒置が必要になる英作文・整序問題。

解法の手順

  1. 元になる通常の語順の文(主語+動詞)を、まず日本語の意味から組み立てる。
  2. Not only などを文頭に移動させる。
  3. 続く節を、疑問文と同じ「(助)動詞+主語」の語順に変える。一般動詞の文では do/does/didを補う。
  4. but also を使って、対応する後半の内容を通常の語順のままつなげる。

具体例

「彼は試験に合格しただけでなく、奨学金も得た」は、まず He passed the exam. を基本の文として考え、Not only を文頭に出して疑問文の語順にした Not only did he pass the exam、そのあとに通常の語順の but he also got a scholarship を続ける。