文法 / 接続詞・前置詞

等位接続詞(and/but/or/so等)

要点整理

接続詞(conjunction)は、語と語、句と句、節と節をつなぐ働きをする品詞です。接続詞には大きく分けて2種類あり、対等な関係でつなぐものを等位接続詞、主従の関係でつなぐものを従属接続詞と呼びます。このページでは等位接続詞を扱います(従属接続詞は次のページで学びます)。

and・but・or・so の基本用法

代表的な等位接続詞は、and・but・or・so の4つです。

and(そして、〜と…) は、2つ以上の要素を単純に追加してつなぎます。

She plays the piano and sings very well. (彼女はピアノを弾き、そしてとても上手に歌う。)

but(しかし) は、前後で対照的・対比的な内容をつなぎます。

The homework was difficult, but I finished it before midnight. (その宿題は難しかったが、私は夜中になる前に終わらせた。)

or(または、それとも) は、2つ以上の選択肢を示します。

You can pay by cash or by credit card. (現金またはクレジットカードで支払うことができる。)

so(だから、それで) は、前の内容が原因・理由となり、後ろにその結果が続きます。

It started raining suddenly, so we went back home. (急に雨が降り始めたので、私たちは家に帰った。)

等位接続詞が結ぶもの:語・句・節

等位接続詞は、単語同士だけでなく、句(2語以上のまとまり)や節(S+Vを含むまとまり)も結ぶことができます。

  • 語と語:He is kind and honest.(彼は親切で正直だ。)
  • 句と句:I want to take a shower and go to bed early.(私はシャワーを浴びて早く寝たい。)
  • 節と節:I called him twice, but he didn't answer.(私は彼に2回電話したが、彼は出なかった。)

節と節を結ぶ場合、意味の切れ目としてコンマ(,)を接続詞の前に置くのが一般的です。ただし短い節同士を結ぶ場合はコンマを省略することもあります。

並列関係(parallelism)に注意する

等位接続詞で複数の要素を結ぶときは、それらの要素の形をそろえることが英文法上とても重要です。これを並列(parallelism)と呼びます。

My hobbies are reading books, watching movies, and cooking dinner. (私の趣味は、読書、映画鑑賞、そして夕食を作ることだ。)

この文では reading・watching・cooking という3つの動名詞が並列されています。もし1つだけ to cook dinner のような形にしてしまうと、形がそろわず不自然な英文になってしまいます。3つ以上の要素を並べるときは、最後の要素の直前に and(または or)を置き、それ以外はコンマで区切ります。

命令文, and 〜 / 命令文, or 〜

命令文の直後にコンマを置いて and や or を続けると、特別な意味を表す重要構文になります。

命令文, and 〜.(〜しなさい、そうすれば〜。)

Study hard, and you will pass the exam. (一生懸命勉強しなさい、そうすればあなたは試験に合格するだろう。)

これは意味の上では If you study hard, you will pass the exam.(もしあなたが一生懸命勉強すれば、あなたは試験に合格するだろう。)という条件文とほぼ同じ内容を表します。

命令文, or 〜.(〜しなさい、さもないと〜。)

Hurry up, or you will miss the train. (急ぎなさい、さもないとあなたは電車に乗り遅れるだろう。)

こちらは If you don't hurry up, you will miss the train.(もし急がなければ、あなたは電車に乗り遅れるだろう。)という意味に相当します。and は「そうすれば(良い結果)」、or は「さもないと(悪い結果)」という方向の違いを覚えておきましょう。

例題

例題1(基本)

問題

次の英文の( )内に、and・but・or・so のうち最も適切なものを1つ入れよ。

(1) I like coffee, ( ) my brother likes tea. (2) You should leave now, ( ) you will be late for the meeting. (3) The bag was very expensive, ( ) I decided to buy it anyway.

解答・解説を見る

(1) 「私はコーヒーが好きだが、兄(弟)は紅茶が好きだ」という対比の関係なので but が適切です。

I like coffee, but my brother likes tea.

(2) 「今すぐ出発しなさい、さもないと会議に遅れる」という「命令文, or 〜(さもないと)」の形なので or が適切です。

You should leave now, or you will be late for the meeting.

(3) 「そのかばんはとても高価だった」という前の内容と、「それでも私は買うことに決めた」という後の内容が対照的なので but が適切です。and や so では意味がつながりません。

The bag was very expensive, but I decided to buy it anyway.

答え:(1) but (2) or (3) but

例題2(標準)

問題

次の英文には、並列(parallelism)の観点から文法的な誤りが1か所ある。誤りを指摘し、正しい形に直せ。

Our new smartphone is light, fast, and it has a beautiful design.

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この文は light(形容詞)・fast(形容詞)・it has a beautiful design(節)という3つの要素を and で並べようとしていますが、最初の2つが形容詞であるのに対し、3つ目だけが「it has 〜」という節になっており、形がそろっていません。

3つとも形容詞としてそろえるには、3つ目も形容詞にする必要があります。「美しいデザインを持つ」を1語の形容詞に近い形で表すなら、beautifully designed(美しくデザインされた)という形にそろえるのが自然です。

Our new smartphone is light, fast, and beautifully designed. (私たちの新しいスマートフォンは、軽くて、速くて、そして美しいデザインをしている。)

答え:it has a beautiful design → beautifully designed に直し、light・fast・beautifully designed という3つの形容詞(相当語句)をそろえる。

例題3(応用)

問題

次の日本語の意味になるように、( )内の語句を並べかえて英文を完成させよ。ただし、文頭に来る語も小文字で示してある。

「もっと野菜を食べなさい、そうすればあなたはもっと健康になるだろう。」

( eat / you / more vegetables / will / and / , / healthier / become )

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まず、日本語の意味から「命令文, and 〜(〜しなさい、そうすれば〜)」の構文だと判断します。命令文の部分は「もっと野菜を食べなさい」= Eat more vegetables、その後にコンマを置いて and を続け、「あなたはもっと健康になるだろう」= you will become healthier を続けます。

命令文は主語を省略して動詞の原形から始めるので、Eat から文を始めます。

Eat more vegetables, and you will become healthier.

答え:Eat more vegetables, and you will become healthier.

確認問題

問題

次の英文の( )内に、and・but・or・so のうち最も適切なものを1つ入れよ。

Turn off the light before you leave, ( ) you will waste electricity.

答え

or(「電気を消しなさい、さもないと電気を無駄にすることになる」という「命令文, or 〜」の形。)