読解 / 長文読解実践
頻出解法パターン
パターン1: 物語文で時系列と心情変化を同時に整理する手順
こんな問題で使う
物語文の出来事の順序、登場人物の心情変化、転換点を問う問題。
解法の手順
- 時を示す語句(one day, then, just before, by the time, later など)に印をつけながら読む。
- 登場人物ごとに、各場面での心情(直接的な感情語、または身体反応・行動から読み取れる間接的な心情)を、時系列に沿って書き出す。
- but, however, suddenly の直後や、他の登場人物の言葉・行動をきっかけに心情が変わっている箇所(転換点)を探す。
- 設問で問われている場面の直前・直後を重点的に読み直し、心情の変化とその原因を対応させて答える。
具体例
「不安(手が冷たい)→友人の励まし→声は震えたが集中し始める→こわばりが消える」のように、心情の変化を矢印でつなげてメモしながら読むと、転換点(友人の励まし)を見失わずに把握できる。
パターン2: 説明文・評論文で主張と譲歩を区別する手順
こんな問題で使う
評論文の筆者の主張、または譲歩の役割を問う問題。
解法の手順
- Admittedly, It is true that, Of course のような譲歩を示す語句がないか確認する。
- あれば、その直後に However, but, yet などの逆接語が続くはずだと予測して読み進める。
- 逆接語より後に述べられている内容こそが、筆者自身の主張であると判断する。
- 譲歩の部分の内容と、筆者の主張の内容を、それぞれ別のものとして整理する(混同しない)。
具体例
Admittedly, switching to renewable energy requires a large investment. However, the long-term benefits make it worthwhile. という文では、初期投資が高いという譲歩の後、Howeverからの「長期的な利点により価値がある」が筆者の主張である。
パターン3: グラフ・表と本文の記述を照合する手順
こんな問題で使う
グラフや表を伴う長文問題で、資料の内容と本文の記述が一致するかを問う問題。
解法の手順
- グラフ・表のタイトル、軸、単位、凡例をまず確認する。
- 本文中の数値表現・比較表現(increase, the highest, respectively など)に印をつける。
- 印をつけた表現が、資料のどの項目・どの期間についての記述かを1つずつ確認する。
- 「増加・減少」(時間的変化)と「最大・最小」(項目間の比較)を混同していないか、最終確認する。
具体例
本文に「Xの割合は3学年を通じて増加し、3年生で最も高い数値に達する」とあれば、表でXの数値が学年ごとに増加しており、かつ3年生の数値が他学年より大きいことの両方を確認する。
パターン4: respectively を含む対応関係を整理する手順
こんな問題で使う
複数の主語と複数の数値が respectively でまとめて示されている文を読む問題。
解法の手順
- respectively の直前にある、複数の主語(A and B)の順番を確認する。
- 同じ文中で先に述べられている複数の数値(15% and 40%など)の順番を確認する。
- 主語の順番と数値の順番を、1対1で対応させる(最初の主語には最初の数値、次の主語には次の数値)。
- 対応させた内容を、設問の求める形(表への書き込み、日本語での説明など)に整理する。
具体例
The number of students in Class A and Class B increased by 10% and 25%, respectively. であれば、Class A→10%、Class B→25%という対応関係を確認してから、設問に答える。