文法 / 特殊構文
頻出解法パターン
パターン1: 文頭の語句の種類を見て倒置の要不要と形を判断する
こんな問題で使う
否定語(never, little, hardlyなど)、Only+副詞句、場所を表す副詞句のいずれかが文頭にある文の、正しい語順を選ばせる問題。
解法の手順
- 文頭に置かれている語句が、否定語・Only+副詞句・場所の副詞句のどれに当てはまるかを確認する。
- 否定語やOnly+副詞句の場合は、直後の主節を疑問文と同じ語順(助動詞+主語+動詞)にする。
- 助動詞がない一般動詞の文であれば、do/does/didを補う。
- 場所の副詞句の場合は、主語が名詞であれば「動詞+主語」の完全倒置に、主語が代名詞であれば倒置せずそのままにする。
具体例
Hardly had the movie started when the fire alarm rang. では、Hardly(準否定語)が文頭にあるので had the movie という倒置した語順になる(had は had started の一部)。
パターン2: 強調構文かどうかを「It is 〜 that を取り除けるか」で確認する
こんな問題で使う
「It is ... that ...」の形をした文が、強調構文か形式主語構文かを見分ける問題。
解法の手順
- It is と that の間にある語句が、名詞(主語・目的語)や副詞句かどうかを確認する。形容詞であれば形式主語構文の可能性が高い。
- 試しに It is 〜 that の部分を取り除いて、残りをつなげてみる。
- 残りが文法的に完結した文になれば強調構文、不完全であったり意味が通らなければ形式主語構文と判断する。
- 強調している語句が人であれば、that を who に置き換えられるかどうかも確認材料にする。
具体例
It was last summer that we visited Okinawa. で It is 〜 that を取り除くと We visited Okinawa last summer. という完全な文が残るので、強調構文(時を強調)と判断できる。
パターン3: 省略できるかどうかを「主語の一致」で確認する
こんな問題で使う
接続詞節の中で「主語+be動詞」が省略されている文を作ったり、その可否を判断したりする問題。
解法の手順
- 省略しようとしている従属節の主語と、主節の主語を確認する。
- 2つの主語が一致していれば、従属節の「主語+be動詞」を省略できる。
- 主語が一致していなければ省略できないので、そのまま残す。
- 省略した場合、残るのは分詞(-ing/-ed)や形容詞、前置詞句などの形になる。
具体例
When (he was) asked about the accident, he remained silent. では、When節の主語(he)と主節の主語(he)が一致しているので he was を省略できる。
パターン4: if it were not for / if it had not been for を時制で使い分ける
こんな問題で使う
「仮に〜がなければ」という意味の仮定法の文を作ったり、without/but forとの書き換えをしたりする問題。
解法の手順
- 表したい内容が「今、現在〜がなければ」なのか、「あのとき、過去に〜がなかったら」なのかを確認する。
- 現在の内容なら if it were not for(仮定法過去)、過去の内容なら if it had not been for(仮定法過去完了)を選ぶ。
- 主節の動詞の形(could/would+原形か、could have/would have+過去分詞か)も、選んだ時制に合わせてそろえる。
- without 〜 や but for 〜 に書き換える場合は、if it were not for も if it had not been for もどちらも同じ without/but for の形になることを確認する。
具体例
If it had not been for the map, we would have gotten lost. は過去の内容なので仮定法過去完了になっており、Without the map, we would have gotten lost. に書き換えられる。
パターン5: thatの後ろの節が完全か不完全かで同格・関係代名詞を見分ける
こんな問題で使う
fact・news・idea・possibilityなどの抽象名詞に続くthatが、同格のthatか関係代名詞のthatかを判断する問題。
解法の手順
- that の直後に続く節の中で、主語・動詞・(必要な場合は)目的語がすべてそろっているかを確認する。
- すべてそろっていて文として完結していれば、that はその名詞の内容を説明する同格のthatと判断する。
- 主語や目的語のどちらかが欠けていれば、that はその欠けた要素の代わりをしている関係代名詞と判断する。
- 同格のthatなら「〜という」、関係代名詞のthatなら「〜する/〜である(名詞を修飾)」という訳し方の違いも確認する。
具体例
the belief that he is innocent(彼は無実だという信念)では、he is innocent が主語・動詞・補語のそろった完全な文なので、この that は同格のthatとして判断できる。