文法 / 分詞

頻出解法パターン

パターン1: 感情動詞の分詞は主語の種類で判断する

こんな問題で使う

interesting/interested、exciting/excited のような、感情動詞から作られた分詞のどちらを使うかを選ぶ問題。

解法の手順

  1. 主語(または修飾される名詞)が「人」なのか「物事・出来事」なのかを確認する。
  2. 主語が物事・出来事(感情を引き起こす側)なら、現在分詞(-ing形)を選ぶ。
  3. 主語が人(感情を受け取る側)なら、過去分詞(-ed形)を選ぶ。
  4. 選んだ分詞を当てはめて、文全体の意味が通るか確認する。

具体例

The news was surprising to everyone.(そのニュースは皆にとって驚くべきものだった)では主語が news(物事)なので surprising、Everyone was surprised at the news.(皆はそのニュースに驚いた)では主語が everyone(人)なので surprised、というように使い分ける。

パターン2: 後置修飾は名詞と分詞の意味関係で判断する

こんな問題で使う

「the boy playing soccer」のように、名詞の後ろに分詞句を続けて修飾させる問題。

解法の手順

  1. 修飾したい名詞を確認する。
  2. その名詞が、分詞が表す動作を「する」側なのか、「される」側なのかを考える。
  3. する側なら現在分詞、される側なら過去分詞を、名詞のあとに続ける。
  4. 分詞に続く目的語・修飾語をそのまま分詞のあとに並べる。

具体例

「英語で書かれた手紙」を作るとき、letter(手紙)は「書かれる」側なので過去分詞を使い、the letter written in English とする。「英語を話している男性」なら、man(男性)は「話す」側なので現在分詞を使い、the man speaking English とする。

パターン3: 分詞構文はまず主語が一致するかを確認する

こんな問題で使う

「接続詞+S+V」の文を分詞構文に書き換える問題。

解法の手順

  1. 副詞節の主語と主節の主語を比べる。
  2. 主語が同じなら、接続詞と副詞節の主語を消し、動詞を現在分詞(-ing形)に変える。
  3. 主語が異なるなら、接続詞だけを消し、副詞節の主語はそのまま分詞の前に残す(独立分詞構文)。
  4. 動詞がbe動詞ならBeing、一般動詞ならその-ing形にする。

具体例

Because he was busy, he couldn't attend the meeting. は主語が一致するので Being busy, he couldn't attend the meeting. となるが、As it was raining, we stayed home. は主語が異なるので It raining, we stayed home. となる。

パターン4: 動作の前後関係が問題文にあれば完了形の分詞構文を使う

こんな問題で使う

副詞節の動作が、主節の動作よりも明らかに前に起こっている文を分詞構文にする問題。

解法の手順

  1. 副詞節の動詞と主節の動詞、どちらの動作が時間的に先に起こったかを確認する。
  2. 副詞節の動作が主節より前なら、現在分詞ではなく「having+過去分詞」の形にする。
  3. 副詞節の動作と主節の動作がほぼ同時なら、通常の現在分詞(-ing形)にする。
  4. 完了形にするかどうかで意味が変わってしまわないか、日本語訳で確認する。

具体例

After he had finished dinner, he went for a walk. は「食事を終えたあと」に「散歩に出た」という前後関係があるので、Having finished dinner, he went for a walk. と完了形の分詞構文にする。

パターン5: 慣用分詞構文は主語との一致を気にせず覚えて使う

こんな問題で使う

judging from、generally speaking のような、慣用的に使われる分詞構文を選んだり見分けたりする問題。

解法の手順

  1. 文の中に、judging from, speaking, considering, given のような分詞で始まる語句がないか探す。
  2. その語句が、慣用分詞構文の代表的なリスト(judging from, generally speaking, frankly speaking, strictly speaking, considering, given, compared with[to], talking[speaking] of)に含まれるか確認する。
  3. 含まれていれば、文全体の主語と一致していなくても、決まった意味のまま訳す。
  4. 含まれていなければ、通常の分詞構文のルール(主語の一致・時間関係)に従って考える。

具体例

Judging from the sky, it will snow tonight.(空模様から判断すると、今夜は雪が降るだろう)では、judging の意味上の主語は本来「話し手」だが、文の主語 it とは一致していない。これは慣用分詞構文なので、一致を気にせずそのまま「~から判断すると」と訳す。