文法 / 動名詞
よくある間違い
間違い1: enjoy/finishなど動名詞だけをとる動詞のあとにto不定詞を置いてしまう
よくある誤答例
「私は音楽を聴くのを楽しんだ」を I enjoyed to listen to music. としてしまう。
なぜ間違いなのか
enjoy は動名詞だけを目的語にとる動詞(MEGAFEPSのグループ)です。to不定詞を目的語にすることはできません。
正しい考え方
enjoy, finish, avoid, mind, give upなど、動名詞だけをとる動詞をグループとしてまとめて覚えておきましょう。
答え:I enjoyed listening to music.
間違い2: want/decideなど不定詞だけをとる動詞のあとに動名詞を置いてしまう
よくある誤答例
「彼女は医者になりたいと思っている」を She wants becoming a doctor. としてしまう。
なぜ間違いなのか
want は to不定詞だけを目的語にとる動詞です。動名詞を目的語にすることはできません。
正しい考え方
want, hope, decide, promise, refuse など、to不定詞だけをとる動詞もグループとしてまとめて覚えておきましょう。
答え:She wants to become a doctor.
間違い3: remember to do / doingを取り違える
よくある誤答例
「私は彼と以前会ったことを覚えている」を、これからの予定と勘違いして I remember to meet him before. としてしまう。
なぜ間違いなのか
remember to do は「これから~するのを覚えている(まだしていないことを忘れない)」という意味です。過去にすでに起きたことを覚えている、という意味には remember doing を使わなければなりません。
正しい考え方
「未来のことを忘れない→remember to do」「過去の記憶→remember doing」と、時間の向きとセットにして覚えましょう。
答え:I remember meeting him before.
間違い4: forget to do / doingを取り違える
よくある誤答例
「私は彼女の誕生日を祝うのを忘れてしまった」を、過去の記憶を表す形と混同して I forgot celebrating her birthday. としてしまう(まだ祝っていないのに、経験を表す形を使ってしまう)。
なぜ間違いなのか
「(すべきだったのに)~するのを忘れた」というのは、これから[すべきだった]行為を忘れたという意味なので、forget to do を使わなければなりません。forget doingは、すでに経験した出来事を忘れる、という意味になってしまいます。
正しい考え方
remember/forgetのto do・doingのルールは共通しています。「まだしていないこと→to do」「すでにしたこと→doing」とセットで整理しましょう。
答え:I forgot to celebrate her birthday.
間違い5: try to do / doingを取り違える
よくある誤答例
「彼は一生懸命そのドアを開けようとしたが、うまくいかなかった」という努力の意味を表したいのに、「試しにやってみる」の形と混同して He tried opening the door, but it wouldn't budge. としてしまう。
なぜ間違いなのか
try to do は「(努力して)しようとする」、try doing は「試しにしてみる」という異なるニュアンスを持ちます。「一生懸命開けようとした(が、うまくいったかは別)」という努力の意味を表したい場合は、doingではなくto doを使うのが適切です。
正しい考え方
「努力・挑戦のニュアンス→try to do」「試しに・お試し感覚→try doing」という基準で使い分けましょう。
答え:He tried to open the door, but it wouldn't budge.
間違い6: stopの目的語とstopのあとの目的用法不定詞を混同する
よくある誤答例
「彼は道でおしゃべりするために立ち止まった」を、stopをdoingと組み合わせるものと思い込んで He stopped chatting on the street.(これだと「立ち止まって、おしゃべりするのをやめた」という意味になってしまう)としてしまう。
なぜ間違いなのか
stop doing は「するのをやめる」という意味で、doingがstopの目的語になります。一方、stop to do は「するために立ち止まる」という意味で、to doはstopを修飾する副詞的用法の不定詞です。この2つは意味も構造もまったく異なります。
正しい考え方
「stopの目的語として、その行為をやめる→doing」「stop(立ち止まる)という動作の目的を説明する→to do」という構造の違いを意識しましょう。
答え:He stopped to chat on the street.
間違い7: look forward toのあとに動詞の原形を置いてしまう
よくある誤答例
「新学期が始まるのを楽しみにしている」を I'm looking forward to start the new school term. としてしまう。
なぜ間違いなのか
look forward to の to は前置詞です。前置詞の後ろに動詞を続けるときは、原形ではなく動名詞にしなければなりません。
正しい考え方
look forward to, be used to, be accustomed to のように、「動詞+to」の形をしていても、toが前置詞である構文をリストとして覚えておきましょう。
答え:I'm looking forward to starting the new school term.
間違い8: be used to -ingとused to doを混同する
よくある誤答例
「彼は以前、早起きが得意だった(今はそうではない)」という過去の習慣を表したいのに、beをつけたまま原形を続けてしまい He is used to get up early. のような、2つの表現が混ざった誤った形にしてしまう。
なぜ間違いなのか
be used to -ing(慣れている)と used to do(以前は~したものだ)は、形も意味もまったく異なる別の表現です。beをつけたまま原形を続けるという、2つの表現が混ざった誤った形になってしまっています。
正しい考え方
「be used to+動名詞(現在の慣れ)」と「used to+原形(過去の習慣、be動詞なし)」を、それぞれ独立した表現として区別して覚えましょう。
答え:He used to be good at getting up early.(または He used to get up early.)