文法 / 比較
原級を使った比較(as...as)
要点整理
as+原級+asの基本形
2つのものを比べて「…と同じくらい~だ」ということを表すときは、「as+形容詞・副詞の原級+as …」という形を使います。この比較のしかたを原級比較と呼びます。
Tom is as tall as his father.(トムは父親と同じくらいの背の高さだ。)
この文では、Tom(トム)と his father(父親)の身長が「同じくらい」であることを表しています。最初の as は「同じくらい」という副詞、2つ目の as は「…と」という意味の接続詞(前置詞的に使われる)です。原級比較で使う形容詞・副詞は、比較級(-er/more)や最上級(-est/most)には変化させず、もとの形(原級)のまま使うことに注意しましょう。
She runs as fast as I do.(彼女は私と同じくらい速く走る。)
このように、動詞を修飾する副詞(fast)を使う原級比較もあります。2つ目の as のあとには、比較する相手を表す語句(主語+動詞、または代名詞など)が続きます。
否定形:not as/so+原級+as
「…ほど~ではない」という否定の意味を表すときは、「not as[so]+原級+as …」という形を使います。
This bag is not as expensive as that one.(このかばんは、あのかばんほど高くない。)
これは、「このかばん」の値段が「あのかばん」の値段より低い、ということを表しています。not as ~ as は、not so ~ as と表すこともでき、どちらも同じ意味で使われますが、not as ~ as の方がより一般的です。
注意したいのは、not as ~ as は「AとBが同じくらいではない」というだけで、どちらがどれだけ高いか、正確な差は表さないということです。「同じ程度ではなく、Aの方が劣っている(下回っている)」という関係を表す表現だと理解しておきましょう。
倍数表現:twice[three times] as ~ as
「…の2倍~だ」「…の3倍~だ」のように、程度の違いを倍数で表すときは、as ~ as の前に倍数を表す語を置きます。
This lake is twice as large as that one.(この湖はあの湖の2倍の大きさだ。) His salary is three times as high as mine.(彼の給料は私の給料の3倍だ。)
「2倍」は twice、「3倍以上」は ~ times(three times, four timesなど)を使います。「半分」を表すときは half as ~ as という形も使われます。
This box is half as heavy as that one.(この箱はあの箱の半分の重さだ。)
as many/muchを使った数量の比較
原級比較で名詞の数量を比べるときは、as many+数えられる名詞+as、as much+数えられない名詞+as という形を使います。
I have as many books as you (do).(私はあなたと同じくらいの数の本を持っている。) She doesn't have as much money as he does.(彼女は彼ほどお金を持っていない。)
books(本)は数えられる名詞なので many、money(お金)は数えられない名詞なので much を使う点に注意しましょう。
例題
例題1(基本)
問題
次の日本語に合うように、( )内の語を並べかえよ。
このコンピューターは、あのコンピューターと同じくらい速い。 This computer is ( that one / fast / as / as ).
解答・解説を見る
「…と同じくらい~だ」は as+原級+as … の形で表します。原級 fast(速い)をそのまま使い、as fast as としたあとに、比較する相手 that one を続けます。
答え:This computer is as fast as that one.
例題2(標準)
問題
次の日本語に合うように、英文を完成させよ。
彼女は姉[妹]ほど背が高くない。 She is ( ) ( ) ( ) her sister.
解答・解説を見る
「…ほど~ではない」は not as[so]+原級+as … の形で表します。「背が高い」は原級 tall を使います。
答え:She is not as tall as her sister.(またはnot so tall as)
例題3(応用)
問題
次の日本語を英語に直せ。
私の兄[弟]は私の3倍の数の本を持っている。
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倍数表現 ~ times as ~ as を使います。「3倍」は three times、比べる数量は本の数(数えられる名詞)なので as many books as とします。
主語 My brother、動詞 has、目的語にあたる部分を three times as many books as I do と続けます。
答え:My brother has three times as many books as I do.
確認問題
問題
次の日本語に合うように、( )内の語を並べかえよ。
この問題はあの問題と同じくらい難しい。 This question is ( difficult / that one / as / as ).
答え
This question is as difficult as that one.