語彙・イディオム / 熟語・イディオム

よくある間違い

間違い1: look after と look for を混同する

よくある誤答例

「私は鍵を探している」を I'm looking after my keys. のように、look after を使ってしまう。

なぜ間違いなのか

look after は「世話をする」、look for は「探す」という、まったく異なる意味の熟語です。どちらも look を含んでいるため混同しやすいですが、後ろに続く目的語(世話の対象なのか、探している物なのか)を考えれば区別できます。

正しい考え方

「(人やペットなどを)世話する」なら look after、「(物や人を)探す」なら look for、と対象のイメージとセットで覚えましょう。この文は I'm looking for my keys.(私は鍵を探している。)が正しい表現です。

間違い2: 3語からなる句動詞の語順を崩してしまう

よくある誤答例

「私は彼の態度を我慢できない」を I can't put his attitude up with. のように、目的語を熟語の途中に入れてしまう。

なぜ間違いなのか

put up with のように動詞+副詞+前置詞の3語からなる句動詞は、常に3語がひとまとまりのまま使われ、途中に目的語を挟むことができません。2語からなる句動詞(turn on itなど)の一部で、目的語(代名詞)を間に挟む用法と混同してしまうのが原因です。

正しい考え方

3語からなる句動詞は、目的語がどんな形であっても、必ず3語すべての後ろに置きます。I can't put up with his attitude. が正しい語順です。

間違い3: be interested in の後ろに to不定詞を置いてしまう

よくある誤答例

「彼女は音楽を勉強することに興味がある」を She is interested to study music. のように、to不定詞を使ってしまう。

なぜ間違いなのか

be interested in の in は前置詞です。前置詞の後ろには名詞、または名詞の働きをする動名詞(-ing形)しか置くことができず、to不定詞を直接続けることはできません。

正しい考え方

前置詞のあとに動詞を続けたいときは、必ず動名詞にします。She is interested in studying music. が正しい表現です。

間違い4: because と because of を混同する

よくある誤答例

「大雪のために電車が遅れた」を The train was delayed because the heavy snow. のように、because の後ろに直接名詞句を置いてしまう。

なぜ間違いなのか

because は接続詞なので、後ろには「主語+動詞」を含む文が必要です。名詞句だけを理由として続けたい場合は、前置詞のはたらきをする because of を使わなければなりません。

正しい考え方

後ろに続けたいのが文(主語+動詞)なら because、名詞(句)だけなら because of、と後ろの形で使い分けましょう。この文は The train was delayed because of the heavy snow. または The train was delayed because it snowed heavily. が正しい表現です。

間違い5: look forward to の to を不定詞と勘違いする

よくある誤答例

「あなたに会えるのを楽しみにしています」を I look forward to see you. のように、動詞の原形を続けてしまう。

なぜ間違いなのか

look forward to の to は、動詞の原形を導くto不定詞のtoではなく、前置詞のtoです。見た目が同じ to なので混同しやすいですが、前置詞である以上、後ろには動名詞を置く必要があります。

正しい考え方

look forward to の後ろに動詞を続けるときは、必ず動名詞(-ing形)にします。I look forward to seeing you. が正しい表現です。

間違い6: be different from の前置詞を間違える

よくある誤答例

「彼の考え方は私のものとは違う」を His way of thinking is different to mine.different than mine のように、from以外の前置詞を使ってしまう。

なぜ間違いなのか

be different の後ろに対応する前置詞は from です。「と違う」という意味から similar to(と似ている)の to と混同したり、他の表現につられて別の前置詞を使ってしまったりするのが原因です。

正しい考え方

be different と組み合わせる前置詞は from で固定されている、と1つのセットとして覚えましょう。His way of thinking is different from mine. が正しい表現です。

間違い7: give up の後ろに動詞の原形を続けてしまう

よくある誤答例

「彼はテニスをすることをあきらめた」を He gave up to play tennis. のように、to不定詞を使ってしまう。

なぜ間違いなのか

give up は動詞句ですが、後ろに動詞を続ける場合は動名詞(-ing形)を使うという決まりがあります。「あきらめる」という意味から、want to do のようなto不定詞をとる表現と混同してしまうのが原因です。

正しい考え方

give up の後ろに動詞を続けるときは、動名詞にします。He gave up playing tennis. が正しい表現です。

間違い8: Not only が文頭に来たときの倒置を忘れる

よくある誤答例

「彼は試験に合格しただけでなく、賞まで取った」を Not only he passed the exam, but he also won a prize. のように、通常の語順のまま書いてしまう。

なぜ間違いなのか

Not only を強調のために文頭に置くと、その直後は疑問文と同じ「(助)動詞+主語」の語順(倒置)にしなければならない、という英語の決まりがあります。日本語には対応する語順のルールがないため、見落としやすい間違いです。

正しい考え方

Not only が文頭に来たら、続く節の主語と(助)動詞を入れ替えます。一般動詞の場合は do/does/didを使った疑問文と同じ形になります。Not only did he pass the exam, but he also won a prize. が正しい語順です。