読解 / 設問対応
よくある間違い
間違い1: 選択肢の単語が本文にそのまま出てくるかどうかで正誤を判断する
よくある誤答例
内容一致問題で、本文中の単語をそのまま含む選択肢を、内容を確認せずに「本文に出てきたから」という理由で選んでしまう。
なぜ間違いなのか
内容一致問題を作る側は、正解の選択肢をあえて言い換えて作ることが多く、逆に誤答の選択肢に本文の単語をそのまま使う「ひっかけ」もよくあります。単語の一致は正誤の根拠にはなりません。
正しい考え方
選択肢の内容が、本文の意味として一致しているかどうかを確認しましょう。本文の該当箇所を実際に指し示せるかどうかを、選択肢ごとにチェックする習慣をつけることが重要です。
間違い2: 「一部だけ正しい」選択肢を最後まで疑わない
よくある誤答例
選択肢の前半が本文と一致していることを確認した時点で、後半を読まずにその選択肢を選んでしまう。
なぜ間違いなのか
誤答の選択肢の中には、前半は本文と一致するが、後半に本文と矛盾する情報や、本文にない情報が付け加えられているものがあります。前半だけで判断すると、この種の誤答に引っかかってしまいます。
正しい考え方
選択肢は、必ず最後まで読み、文全体が本文の内容と一致しているかを確認しましょう。特に、選択肢が2つ以上の情報を含んでいる場合は、それぞれの部分を個別に本文と照合します。
間違い3: 空所補充問題で、空所を含む1文だけを読んで判断する
よくある誤答例
空所補充問題で、空所を含む文だけを読んで、文法的に成り立つ選択肢を選んでしまう。
なぜ間違いなのか
空所補充問題は、文法的な正しさだけでなく、前後の文脈との論理的なつながりを問う設問です。1文だけを見て判断すると、文法的には正しくても文脈上不自然な選択肢を選んでしまうことがあります。
正しい考え方
空所の前後、できれば段落全体を読んでから選択肢を検討しましょう。選んだ選択肢を空所に入れて段落全体を読み直し、話の流れが自然かどうかを最終確認する習慣をつけます。
間違い4: 語句整序問題で、単語を1つずつ日本語に当てはめて並べようとする
よくある誤答例
バラバラの単語を、日本語の語順に忠実に、単語1つずつ機械的に当てはめて並べようとし、途中で行き詰まってしまう。
なぜ間違いなのか
日本語と英語は語順が大きく異なります。単語を1つずつ日本語に対応させようとすると、熟語や構文のまとまり(チャンク)が崩れてしまい、正しい英文を組み立てられません。
正しい考え方
まず動詞を探して文型を決め、次に so ~ that … のような決まったチャンクを先に1つのまとまりとして組み立ててから、残りの語句を配置しましょう。
間違い5: 要約問題で、本文の情報をできるだけ多く詰め込もうとする
よくある誤答例
要約問題で、字数に収まりきらないほど多くの具体例や数字を詰め込もうとしてしまう。
なぜ間違いなのか
要約は「情報量の多さ」を評価するものではなく、「主張と、それを支える最も重要な根拠を的確に抜き出せているか」を評価するものです。具体例や細かい数字を詰め込みすぎると、かえって主張がぼやけてしまいます。
正しい考え方
要約に含める情報には「主張 > 主要な根拠 > 具体例・細部」という優先順位があります。字数が限られている場合は、優先順位の低い情報から削っていきましょう。
間違い6: 内容一致問題で「言い過ぎ」の選択肢に気づかない
よくある誤答例
本文では「一部の場合」にしか当てはまらない内容なのに、「すべて」「常に」「誰でも」のように一般化した選択肢を、細部を確認せずに選んでしまう。
なぜ間違いなのか
英語の長文では、本文中に some, many, often のような限定的な語が使われていることが多く、選択肢でこれが all, every, always のように言い換えられていると、本文よりも強い(言い過ぎた)主張になってしまいます。
正しい考え方
選択肢の中の程度を表す語(all, most, some, many, always, oftenなど)に注目し、本文の対応する語と強さが一致しているかを必ず確認しましょう。
間違い7: 要約問題で、具体例をそのまま主張だと思い込む
よくある誤答例
For example で始まる具体例の文を、そのまま文章全体の主張だと誤解して要約に含めてしまう。
なぜ間違いなのか
For example の後に続く内容は、あくまでその前の一般的な主張を裏付けるための1つの例にすぎません。具体例だけを取り出すと、文章全体が伝えたい、より広い主張を見落としてしまいます。
正しい考え方
For example が出てきたら、その直前にある、より一般的な文(具体例が支持している主張)を必ず確認し、要約にはその一般的な文の内容を含めるようにしましょう。
間違い8: 空所補充問題で、選んだ選択肢を最後まで読み直さない
よくある誤答例
選択肢を選んだ時点で満足してしまい、実際に空所に当てはめて段落全体を読み直す作業を省略してしまう。
なぜ間違いなのか
一見良さそうに見えた選択肢が、実際に文中に入れてみると、前後の代名詞や時制と噛み合わず、不自然になることがあります。読み直しを省略すると、こうした矛盾に気づけません。
正しい考え方
選択肢を仮に決めたら、必ず空所に当てはめて段落全体を通しで読み、代名詞の指す内容・時制・論理の流れに矛盾がないかを最終確認してから解答を確定させましょう。