文法 / 仮定法
頻出解法パターン
パターン1: 時制のズレで仮定法の種類を見分ける
こんな問題で使う
If節や主節の動詞の形から、その文が仮定法過去なのか仮定法過去完了なのかを判断する問題。
解法の手順
- If節の動詞の形を確認する(過去形か、had+過去分詞か)。
- 過去形であれば仮定法過去(現在の事実に反する)、had+過去分詞であれば仮定法過去完了(過去の事実に反する)と判断する。
- 主節の助動詞の形(would/could/might+原形 か、would/could/might have+過去分詞 か)が、If節の判断と一致しているかも確認する。
- nowなど現在を表す語が主節にあれば、混合型(If節は過去完了、主節は原形)の可能性も考える。
具体例
If she had practiced more, she would be a better player now. では、If節がhad practiced(過去完了)なので過去の事実に反する仮定、主節がwould be(原形)でnowという語もあるので、その結果が現在にまで及んでいる混合型の仮定法だと判断できる。
パターン2: If節と主節の時制対応表を使った書きかえ
こんな問題で使う
直説法の文を仮定法に書きかえる問題、または仮定法の文からもとの事実(直説法)を読み取る問題。
解法の手順
- If節と主節の動詞の形を確認し、仮定法過去か仮定法過去完了かを特定する。
- 仮定法過去なら、動詞を1つ現在寄りの時制に戻すことで、現在の事実(直説法)を作る。
- 仮定法過去完了なら、動詞を1つ過去寄りの時制に戻すことで、過去の事実(直説法)を作る。
- 仮定法では肯定・否定が反対になることが多いので、否定文を作るときはnotの有無を逆にする。
具体例
If I had a smartphone, I would text you every day. という仮定法過去の文から、もとの事実は I don't have a smartphone, so I don't text you every day.(私はスマートフォンを持っていないので、毎日あなたにメッセージを送っていない)だと読み取れる。
パターン3: I wish/as ifの時制判定
こんな問題で使う
I wishやas ifのあとの動詞を、仮定法過去にするか仮定法過去完了にするかを判断する問題。
解法の手順
- 願望や様子の内容が、「今のこと」か「あのときのこと」かを日本語で確認する。
- 今の事実に反する内容であれば仮定法過去(過去形)を選ぶ。
- 過去の事実に反する内容であれば仮定法過去完了(had+過去分詞)を選ぶ。
- as ifの場合は、主節の動詞(現在形か過去形か)につられず、あくまで「事実に反する時点がいつか」で判断する。
具体例
I wish I knew her phone number now.(今、彼女の電話番号を知っていればいいのに)は仮定法過去、I wish I had known her phone number back then.(あのとき、彼女の電話番号を知っていればよかったのに)は仮定法過去完了、というように「今」か「あのとき」かを示す語がヒントになる。
パターン4: without/but forをif it were(had) not forに書きかえる
こんな問題で使う
without/but forを使った文と、if it were not for(if it had not been for)を使った文を相互に書きかえる問題。
解法の手順
- 主節の動詞の形を確認し、仮定法過去か仮定法過去完了かを判定する。
- 仮定法過去であれば、without/but forをif it were not forに置きかえる。
- 仮定法過去完了であれば、without/but forをif it had not been forに置きかえる。
- 反対に書きかえる場合は、if it were(had) not for のあとの名詞を、withoutまたはbut forのすぐあとに移動させる。
具体例
But for his quick action, many people would have been injured. は、主節がwould have been(仮定法過去完了)なので、If it had not been for his quick action, many people would have been injured. に書きかえられる。
パターン5: 倒置形への書きかえ手順
こんな問題で使う
If節を使った仮定法の文を、ifを使わない倒置の形に書きかえる問題。
解法の手順
- If節の動詞が were・had(+過去分詞)・shouldのいずれかであることを確認する(これ以外の一般動詞は倒置できない)。
- ifを取り除く。
- were・had・shouldを、If節の主語の前に移動させる。
- 残りの語順(主語+動詞の続き)はそのままにし、主節はそのままの形で残す。
具体例
If I had known about the meeting, I would have attended. は、had known のhadをifを消して主語Iの前に出し、Had I known about the meeting, I would have attended. という倒置形に書きかえられる。