文法 / 不定詞

頻出解法パターン

パターン1: to不定詞の3用法を見分ける手順

こんな問題で使う

下線部や特定のto不定詞が、名詞的用法・形容詞的用法・副詞的用法のどれであるかを問う問題。

解法の手順

  1. 不定詞が、文の主語・目的語・補語になっているかを確認する。当てはまれば名詞的用法。
  2. 当てはまらない場合、不定詞の直前に名詞・代名詞があり、それを修飾しているかを確認する。当てはまれば形容詞的用法。
  3. どちらにも当てはまらなければ副詞的用法と判断し、目的・感情の原因・判断の根拠・結果のどれにあたるか、文脈から意味を考える。
  4. 判断した用法をもとに、日本語訳が自然かどうか最終確認する。

具体例

I have a lot of things to do today. の to do は、直前の名詞 things を修飾しているので形容詞的用法、She studied hard to pass the exam. の to pass は動詞 studied を修飾する副詞的用法(目的)、というように判断する。

パターン2: for/ofの判定は「人を主語にした文」への書き換えで行う

こんな問題で使う

It is + 形容詞 + for/of + 人 + to do の構文で、for と of のどちらを使うかを選ぶ問題。

解法の手順

  1. 形容詞を確認する。
  2. 「(人)is+その形容詞」という文を作ってみる。
  3. 自然な文になれば、その形容詞は人の性質を表しているので of を使う。
  4. 不自然な文になれば、その形容詞は物事の性質を表しているので for を使う。

具体例

It was clever of her to solve the puzzle so quickly. では「She is clever.」が自然な文になるので of、It is necessary for us to save energy. では「We are necessary.」が不自然な文になるので for、と判断する。

パターン3: 知覚動詞・使役動詞のあとは原形、getだけはto不定詞

こんな問題で使う

see, hear, feel などの知覚動詞や、make, have, let, getなどの使役的な意味を持つ動詞のあとの動詞の形を選ぶ問題。

解法の手順

  1. 動詞が see, hear, feel, watch, notice などの知覚動詞かどうかを確認する。知覚動詞なら、O+原形にする。
  2. 動詞が make, have, let のいずれかであれば、使役動詞としてO+原形にする。
  3. 動詞が get であれば、例外的にO+to doにする。
  4. Oが動作を「される」側であれば、原形ではなく過去分詞(have/get+O+過去分詞)を使う。

具体例

I saw him leave the room.(知覚動詞、原形)、My mother made me clean my room.(使役動詞、原形)、I got him to clean his room.(getなのでto不定詞)、I had my hair cut yesterday.(髪は「切られる」側なので過去分詞)、というように使い分ける。

パターン4: too...to ⇔ so...thatの書き換え手順

こんな問題で使う

too ~ to do の文と so ~ that S can't[couldn't] do の文を、互いに書き換える問題。

解法の手順

  1. too...to doをso...thatに書き換えるときは、too以下の形容詞[副詞]をso以下にそのまま移し、that節の主語には不定詞の意味上の主語(for+人があれば、その人)を置く。
  2. that節の動詞はcannot[couldn't]にし、to不定詞の目的語があれば、that節の目的語(it, himなど)として補う。
  3. so...thatをtoo...to doに書き換えるときは、上と逆の手順を行う。that節の主語と、to不定詞の目的語となる代名詞が一致していることを確認する。
  4. 書き換え後の文を読んで、日本語の意味が変わっていないか確認する。

具体例

This soup is too hot for me to drink. を書き換えると This soup is so hot that I can't drink it. となる。forのあとの意味上の主語meがthat節の主語Iになり、drinkの目的語として省略されていたit(=this soup)を補う点がポイント。

パターン5: 不定詞の完了形は述語動詞との時間差の有無で判断する

こんな問題で使う

seem, be said, be believed などの動詞と組み合わさったto不定詞が、単純形(to do)か完了形(to have done)かを判断する問題。

解法の手順

  1. 文中に、過去を表す語句(when he was young, at that time, in those daysなど)がないか確認する。
  2. 述語動詞(seems, is saidなど)の時制と、不定詞が表す内容の時制を比べる。
  3. 不定詞の内容が述語動詞よりも前の時であれば、完了形(to have+過去分詞)にする。
  4. 意味上の主語が動作を受ける側であれば、さらに受動態と組み合わせてto have been+過去分詞にする。

具体例

He seems to have been busy yesterday. では、yesterday(過去)がseems(現在)より前なので完了形にする。The novel is said to have been written in the 18th century. では、書かれたのが「言われている」時点より前で、かつnovelは「書かれる」側なので、完了形+受動態のto have been writtenにする。

パターン6: 不定詞の目的用法はin order to/so as toで言い換えられる

こんな問題で使う

単純な副詞的用法(目的)のto不定詞を、より明確な目的の表現に書き換える、あるいはその逆を行う問題。

解法の手順

  1. to doが「~するために」という目的の意味を表しているかを確認する(動詞を修飾し、なぜその動作をしたのかを説明していれば目的用法)。
  2. 目的用法であれば、to doの前にin order/so asを補ってin order to do/so as to doにする。
  3. 否定の目的(~しないために)を表す場合は、notをin order/so asの直後、to doの前に置き、in order not to do/so as not to doにする。
  4. 書き換え後も、修飾している動詞との意味関係が変わっていないか確認する。

具体例

She got up early to prepare breakfast. は She got up early in order to prepare breakfast. と書き換えられる。「遅刻しないように急いだ」は He hurried so as not to be late. のように、notをso asの直後に置く。