文法 / 関係詞
よくある間違い
間違い1: 主格の関係代名詞を省略してしまう
よくある誤答例
I have a friend lives in Osaka.
なぜ間違いなのか
目的格の関係代名詞は省略できますが、主格の関係代名詞は省略できません。日本語では「大阪に住んでいる友人」のように、主語にあたる言葉を明示しなくても意味が通じるため、英語でも主格の関係代名詞をうっかり落としてしまう生徒が多くいます。しかし英語では、主格の関係代名詞を省略すると、関係詞節の動詞(lives)の主語がなくなり、文として成立しなくなります。
正しい考え方
関係詞のすぐあとに動詞が続く(=主格)場合は省略できず、「主語+動詞」が続く(=目的格)場合にだけ省略できる、と覚えておきましょう。I have a friend who lives in Osaka.
間違い2: 関係代名詞と関係副詞を、先行詞の意味だけで選んでしまう
よくある誤答例
先行詞が the house(場所っぽい単語)だから、後ろの文の形を確認せずに、いつも where を選んでしまう。This is the house where I bought last year.(誤り)
なぜ間違いなのか
先行詞が場所や時を表す名詞であっても、関係詞節の中で目的語が欠けていれば関係代名詞(which)を使う必要があります。where を使えるのは、あとに主語・動詞・目的語がすべてそろった完全文が続く場合だけです。上の例文では bought の目的語 the house が欠けているので、不完全文になっています。
正しい考え方
先行詞の意味だけで判断せず、関係詞のあとの文が完全文か不完全文かを必ず確認しましょう。This is the house which I bought last year.(不完全文なのでwhich)が正しい形です。
間違い3: thatを非制限用法(コンマ付き)で使ってしまう
よくある誤答例
My father, that works for a bank, is very busy these days.
なぜ間違いなのか
関係代名詞 that には、非制限用法(コンマをつけて補足説明を加える用法)がありません。that はコンマを使わない制限用法でのみ使うことができます。
正しい考え方
コンマの直後に関係詞が来ている場合、that を候補から外し、who・which のどちらかを選びましょう。My father, who works for a bank, is very busy these days.
間違い4: 目的格の関係代名詞なのに省略できないと思い込む
よくある誤答例
目的格の関係代名詞は必ず書かなければならないと思い込み、This is the picture which I took in Kyoto. を、which を省略した形に書きかえられないと考えてしまう。
なぜ間違いなのか
目的格の関係代名詞(who(m)/which/that)は、書いても省略してもどちらでも正しい文になります。省略できないのは主格の関係代名詞だけです。
正しい考え方
関係詞の格を確認し、目的格であれば、そのままの形と省略した形の両方が正解になりうることを覚えておきましょう。This is the picture (which) I took in Kyoto.
間違い5: whoseの後ろの名詞に冠詞をつけてしまう
よくある誤答例
I have a friend whose the father is a famous musician.
なぜ間違いなのか
whose自体が「(先行詞)の」という所有の意味をすでに含んでいます。そこに the や a をさらに付け加えると、所有の意味が二重になってしまい、文法的に誤りになります。
正しい考え方
whose のあとの名詞は、冠詞なしでそのまま置きます。I have a friend whose father is a famous musician.
間違い6: the way howと書いてしまう
よくある誤答例
I don't know the way how she solved this problem.
なぜ間違いなのか
the way(方法)と how(方法)は同じ意味を表すため、2つ同時に使うと意味が重複してしまいます。英語では the way と how を同時に使うことはできません。
正しい考え方
the way か how のどちらか一方だけを使います。I don't know how she solved this problem. または I don't know the way she solved this problem.
間違い7: whatを使うときに先行詞をつけてしまう
よくある誤答例
I couldn't understand the thing what he was trying to say.
なぜ間違いなのか
関係代名詞 what は、それ自体に「先行詞+関係代名詞」の意味(the thing(s) which)が含まれています。the thing のような先行詞をさらに前につけると、意味が重複してしまいます。
正しい考え方
what の前には先行詞を置きません。I couldn't understand what he was trying to say.
間違い8: whoeverとwhicheverを混同する
よくある誤答例
Whoever book you choose, I will buy it for you.
なぜ間違いなのか
whoever は「人」を指す代名詞そのものであり、あとに直接名詞を置くことはできません。「複合関係詞+名詞」の形で「どちらの〜でも」という意味を表せるのは whichever です。
正しい考え方
複合関係詞のすぐあとに名詞が続いている場合は whichever(または whatever)を使います。Whichever book you choose, I will buy it for you.
間違い9: 非制限用法のwhichが節全体を受けることを見落とす
よくある誤答例
He was late for the meeting again, that annoyed his boss. のように、コンマの前の内容全体を先行詞として受けようとして that を使ってしまう。
なぜ間違いなのか
前の節全体を先行詞として受ける非制限用法の関係代名詞は which だけです(that には非制限用法がありません)。1つの名詞ではなく「彼がまた会議に遅刻したこと」という出来事全体を受けている点にも注意が必要です。
正しい考え方
前の内容全体を受けて「そしてそのことは〜」と続けたいときは、コンマ+which を使います。He was late for the meeting again, which annoyed his boss.
間違い10: however の語順を間違える
よくある誤答例
However you are tired, you should finish this report today.
なぜ間違いなのか
however は「however + 形容詞/副詞 + S + V」という決まった語順をとります。「あなたがどんなに疲れていても」と言いたい場合、形容詞 tired を however のすぐあとに置く必要があります。you are tired のように、howeverのあとにそのまま主語・動詞を続けてしまうと、形容詞の位置が誤りになります。
正しい考え方
however のあとには必ず形容詞・副詞を置き、そのあとに主語・動詞を続けます。However tired you are, you should finish this report today.